4月30日(火)午後9時から、ミュンヘンのアリアンツ・アレーナ(Allianz Arena、チャンピオンズ・リーグ開催時にはスタジアム名称は「Fussball Arena Muenchen」となります。)において、サッカーUEFAチャンピオンズ・リーグの準決勝、バイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリードの試合が予定されています。
○アリアンツ・アレーナについては、3月30日のブンデスリーガの試合開催に際して、イスラム国(IS)がインターネット上で同スタジアムを含むヨーロッパの著名なサッカースタジアムを挙げ、テロの標的とするようなメッセージを拡散し、ミュンヘン警察が警戒を強めたという経緯もあります(当時、ミュンヘン警察は具体的な脅威情報はなしと判断)。今後行われるチャンピオンズ・リーグ戦等の大型イベントについても引き続き安全上の注意が必要です。今後の警察の発表や報道等に注意してください。
○サッカースタジアムなど人の多く集まる場所にお出かけの際には、入場・退場時はなるべく混み合う時間を避ける(出入口付近の人ごみを避ける)、入場後は非常口・退避ルートを確認しておくとともに、異常を察知したらその場に伏せる、身を低くしてなるべく危険から離れるなど、落ちついて行動してください。
https://www.polizei.bayern.de/aktuelles/pressemitteilungen/index.html
○また、試合前後には、スタジアム周辺やスタジアムへの乗換駅となりますマリエン広場駅(Marienplatz)周辺は、多くの人が集まり混雑が見込まれます。
○テロの脅威だけでなく、混雑に生じたスリや置き引きの犯罪に加えて、17日(水)に同じくミュンヘンのアリアンツ・アレーナにおいて開催されたサッカーUEFAチャンピオンズ・リーグの準々決勝、バイエルン・ミュンヘン対アーセナルの試合後には、スタジアム周辺、スタジアム最寄駅(地下鉄U6線Froettmaning駅)およびマリエン広場駅などで、熱狂したファン同士による衝突事案や帰宅に急ぐ観客が押されて転倒したことによる負傷事案などが認められました。ファン同士による衝突事案を携帯電話で録画していた者が周りのファンによって携帯電話を取り上げられて破壊される行為も報告されております。30日の試合においても、同様に熱狂的なファン同士の衝突や警察との衝突等の事態が生じるおそれがありますので、御注意ください。
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