【ポイント】
●メディア等で報じられているように、全米各地の大学等でイスラエル・パレスチナ情勢に関する抗議活動やデモが行われています。
●多くの大学を擁するニューイングランド地方においても同様で、複数の大学において逮捕者が出ています。
●現在に至るまで、これら抗議活動に巻き込まれ一般人が被害に遭ったという情報は入っておりませんが、邦人の皆様におかれましては、これら抗議活動の現場に不用意に近づき、意図せず被害に遭うことがないよう十分に気をつけてください。
【本文】
1 メディア等で報じられているように、全米各地の大学等でイスラエル・パレスチナ情勢に関する抗議活動やデモが行われています。
2 多くの大学を擁するニューイングランド地区においても、一部の大学においては、構内にテントを張って抗議活動を継続する学生達を排除するために警察が動員され、これに抵抗した者が逮捕される事態に発展しています。
3 これら抗議活動が行われているのは大学構内の一部であり、一般人がデモに巻き込まれ何かしらの被害に遭ったという情報は、今のところ当館には入っておりません。しかし、これら抗議活動は予想外の状況に発展することがあり得ますので、在留邦人の皆様、短期渡航中の皆様におかれましては、不用意に抗議活動の現場に近づき、不測の事態に巻き込まれることがないよう十分に気をつけてください。
<当館管轄内における主立った抗議活動状況等>
・4月22日:イエール大学にて抗議活動を行っていた学生等45人が逮捕
・4月25日:エマーソン大学にて抗議活動を行っていた学生等100人以上が逮捕
・4月27日:ノースイースタン大学にて抗議活動を行っていた学生等100人以上が逮捕
・4月30日:コネチカット大学にて抗議活動を行っていた学生等25人が逮捕
・5月1日:ダートマス大学にて抗議活動を行っていた学生等およそ100人が逮捕
・5月7日:マサチューセッツ大学アムハースト校にて抗議活動を行っていた学生等130人が逮捕
・5月10日:マサチューセッツ工科大学において、抗議活動を行っていた学生等10人が逮捕
・ハーバード大学及び複数の大学において、現在も大学構内にテントを張った抗議活動が継続中。
以上は、メディア情報に基づき、当館が把握している一例となります。上記以外の大学においても同様の抗議活動が行われている可能性がありますので、十分に気をつけてください。
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