7月以降、バンコクのスクンビット地区(プロンポン、トンロー、エカマイ)付近において、台湾や香港等からの旅行者や出張者を名乗る女性(又は女装した男性)が、日本人男性に英語や片言の日本語で声をかけ、お金をだまし取る詐欺事案が急増しています。
見知らぬ人から通りで声をかけられた場合には、詐欺の可能性を疑って、安易に発言を信用しないよう、十分ご注意ください。
・具体的な手口の一例は、「○○からバンコクへの移動中、財布や旅券をなくして困っている」、「旅券の再発行代やホテル代等を含め、〇万バーツ貸して欲しい」、「自分の銀行口座から返金するので口座番号を教えて欲しい」などと声をかけ、現金をATMで引き出させたり、自身の口座へ振り込ませたりなどさせて、お金をだまし取るものです。
・また、犯人は被害者を信用させるために、自身は医療関係(レントゲン技師)の仕事に就いているとした上で、LINEなどの連絡先を交換する、自身の通帳や口座残高を見せるなどするほか、現金を得た後も、「進行中のプロジェクトに要する費用でさらに現金が必要」等と繰り返し送金を要求してくることもあります。
・この犯罪手口は数年前から発生していますが、新型コロナが落ち着いた2022年以降、大使館に被害相談が断続的に寄せられています。
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