●パスポートや所持品の紛失・盗難事案が複数発生していますので、十分気を付けてください。
●デビットカードの不正利用による被害報告が寄せられていますので注意してください。
○パスポートや所持品の紛失・盗難について
観光シーズンに伴い、パスポートや所持品の紛失・盗難事案が増加しています。よくある事例は以下のとおりです。パスポートや所持品の管理はしっかり行ってください。紛失なのか盗難なのか分からない場合がありますが、共通する対策としては、パスポートやカバンから目を離したり、置き忘れたりしないということです。もしも紛失や盗難に気が付いたら、まずは紛失した可能性のある場所を確認し、遺失物が届けられていないか、その場所の従業員に確認したうえで遺失物センター等に問い合わせてください。遺失物が直接警察に届けられることもありますので、警察のLost&Foundにも問い合わせてください。そこでも見つからなかった場合には、同時に警察にて、紛失・盗難の届出を済ませるようにしてください。また、拾得物
が日本人の所持品と思われる場合は、当館に連絡が来ることもありますが、パスポート以外の拾得物は原則的に警察へ届けていただくことになっておりますのでご了承ください。
▽空港の手荷物検査/出入国審査の後にパスポートが見当たらなくなった。
(手元に戻ってきたか、置き忘れがないか今一度ご確認を。)
▽空港から移動中にパスポートがないことに気付いた。
(タクシーのトランクに荷物を預けるときにカバンから目を離したり、財布などの出し入れの際に落としたりしないようご注意を。)
▽スーパー/飲食店での会計後、クレジットカードを紛失した。
(テーブルの下、椅子の上、レジ前などに置き忘れないように。)
▽気付いたらカバンのファスナーが開いていて、パスポートやカード類在中の財布がなくなっていた。
(人混みの中でのリュックやポーチは要注意です。盗難防止の対策を。)
パスポートの紛失、再発行に際しては、警察が発行する紛失・盗難届出を立証する書類、戸籍謄本等が必要になります。手続きにも時間を要しますので、その後のスケジュールにも大きな支障を来します。パスポートやクレジットカードの出し入れや保管には、十分気を付けるようにしてください。
当館ホームページ「フィンランドでの落とし物」
https://www.fi.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00305.html
パスポート関係の手続(パスポートの再発行には戸籍謄本が必要です)
○デビットカードの不正利用について
先日、当館に「銀行のデビットカードが不正利用されたという」被害報告が寄せられました。身に覚えのない引き落としが数回あったということです。原因は不明であるものの、このような事案の典型的な手口として、カードそのものの紛失や盗難による悪用のほか、スキミング、フィッシング詐欺、詐欺サイトでのショッピングで、カード番号やパスワードなどの情報が盗み取られて悪用されることがあるため、本人が気付かないうちに被害に遭うことがあります。
不正利用を防ぐためには、日頃から安全なサイトを利用するよう心掛けるとともに、利用明細をこまめに確認したり、利用通知設定をオンにしたりして、身に覚えのない請求がないかをチェックすることが大切です。
カードの不正利用された場合は、速やかにカード会社に連絡し、カードの利用停止手続きをしてください。カード会社によっては、紛失・盗難に遭った場合、紛失・盗難の事実を警察に届け出ることを手続きとして定めているところがあります。カード会社に連絡したら、そのときに案内があるかもしれませんが、事前にご自身で確認されることをお勧めします。
○当館では在留邦人及び旅行者の犯罪・事故被害情報の収集・分析を行っています。犯罪・事故被害に遭遇した場合は、警察当局へ届け出るとともに当館へもお知らせ願います。
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