【ポイント】
米国ナショナル・ハリケーン・センターは、以下のとおり発表しています。ハリケーンと熱帯暴風雨(Tropical Storm)の違いは最大風速であり、最大風速がハリケーンより小さい熱帯暴風雨であっても、雨による被害をもたらす場合がありますのでご注意願います。
1 擾乱(雷雲など)は、熱帯暴風雨注意報が発表されているリーワード諸島(※)に到達する前、もしくは到達した時点で、熱帯暴風雨になると予想され、8月13日火曜日に熱帯暴風雨になる可能性があります。
※リーワード諸島 セントクリストファー・ネービス、アンティグア・バーブーダ、ドミニカ国など。
2 本日12日午後から14日水曜日にかけてリーワード諸島において局地的な大雨により鉄砲水や土砂崩れが発生する可能性があります。
【本文】
1 これらの地域への渡航、滞在を予定されている方、また滞在中の方は、以下の関連ウェブサイトを参考に本熱帯波情報や現地の気象情報の収集に努めると共に、被害が予想される場合には、渡航・外出を控える、または日程・移動経路や訪問地を変更するなど、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
〇米国ナショナル・ハリケーン・センター:
予想進路図
〇ウェザー・チャンネル:
〇AccuWeather:
2 滞在中の方は、備蓄品の確保や避難場所の確認等を行い、災害時の対応に備えてください。
【上陸・接近前の備え】
(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。
(2)停電に備え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池等を準備するとともに、飲料水・食料、ガソリン等の必要物資を確保・備蓄する。
(3)避難することも想定し、パスポート、現金、雨具、携行用の水、食料等を準備し、いつでも持ち出せるようにしておく。
(4)強風で飛ばされそうなものは、屋内に移す又は固定する。
(5)避難場所や避難コースを確認しておく。
(6)家族等に緊急連絡方法や避難場所の確認を行う。
(7)沿岸部に居住・滞在の場合は高潮の発生にも注意し、あらかじめ安全な内陸部への避難を検討する。
【上陸・接近以降の対応】
(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。
(2)外出は控え、現地当局から避難勧告や指示がある際には指示に従う。
(3)雨による地盤のゆるみに伴う土砂崩れ等の二次災害に十分注意する。
(4)被害が発生している地域においては、略奪等の治安悪化の可能性にも十分注意する。
(5)被災地では、インフラの破壊(電気や水など)、物資供給不足、交通機関の乱れ、電話等通信網の断絶等が発生しているおそれがあるため、被災地を訪れる場合には、事前に情報収集を行い、訪問の可否を慎重に検討する。
3 万一災害に巻き込まれた場合は、現地の気象当局等が発表する警報、指示等に従って安全確保に努めるとともに、当館(下記連絡先)までご連絡願います。
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