●8月下旬以降、アルゼンチンの航空業界では断続的にストライキが発生しており、ブエノスアイレスのアエロパルケ空港及びエセイサ空港をはじめとする国内主要空港を発着する国際線・国内線の双方に欠航や遅延が頻発しています。航空便を利用する場合には、事前にストライキの実施状況に関する十分な情報収集を行い、必要な対策をとることを推奨します。
1 概要と対策
アルゼンチンの航空業界では業種別(パイロット、客室乗務員、空港地上職員、航空管制官等)に労働組合が結成されており、それぞれ個別に労働賃金の交渉や同交渉が成立しなかった場合のストライキを行っています。8月下旬以降、賃金交渉の難航により各労働組合がストライキを実施していますが、これによりブエノスアイレスのアエロパルケ空港及びエセイサ空港をはじめとする国内主要空港を発着する国際線・国内線の双方に欠航や遅延が頻発する事態となっており、利用客に大きな影響を及ぼしています。
直近では、パイロットの労働組合により、8月下旬から2週間にわたって数時間のストライキが繰り返されたほか、9月に入り、航空管制官の労働組合が1か月間に及ぶ大規模な断続的ストライキを行うと発表しました。(※このストライキは政府の介入により実施前に一時中断となっております。)
また、予め公表されるもの以外にも、予告なく突発的に実施されるストライキも発生しており、この事態が長引くことも否定できません。
このため、航空便の利用を予定されている場合には、各航空会社のHP等を確認して情報収集をしたうえで、フライト変更等の必要な対策をとることを推奨します。
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