●フィジー気象庁は、フィジー以外の国・地域の海域を含む南太平洋において、2024年11月~2025年4月のサイクロンシーズンに、5~6つのサイクロンが発生する可能性があり、そのうちの1~2つは、カテゴリー3以上の強いサイクロンになる見込みであると発表しました(熱帯性サイクロンの強さは、最低のカテゴリー1から最高のカテゴリー5まで5段階で表示される。)。
●また、同庁の発表によれば、このサイクロンシーズンにおいて、1~2つのカテゴリー3以上のサイクロンがフィジーの排他的経済水域(EEZ)を通過する可能性があります。また、サイクロンが直接上陸していない場合や、弱いサイクロンの場合であっても、生命に危険を及ぼす大雨、洪水、土砂崩れを引き起こすこともあるとして注意喚起しています。
●在留邦人の皆様、及び太平洋島嶼国への旅行などを計画されている皆様におかれましては、テレビやラジオ等により気象情報やサイクロン関連情報(避難勧告等)の入手に努めるほか、万が一に備え食料や飲料水などの非常用資材を備蓄しておくことが大切です。また、フィジーを含む太平洋島嶼国では、簡素な作りの建物が多くサイクロンに対して脆弱で、洪水の頻発リスクが高い国・地域もあります。ご自身の住居や旅行先の安全性を評価の上、必要に応じて避難場所の確保をお願いします。
●サイクロンの被害が大きい場合、日本大使館から皆様へ、安否確認の連絡を行うことがありますので、ご協力をお願いします。停電等の理由により充電が難しい場合であっても、少なくとも1日に1度は携帯電話・パソコン等の電源を入れメール等の着信を確認いただくようお願いします。また、ご自身の安否をできるだけ頻繁に近親者に伝えておくことも、緊急時において有用です。
1 フィジー気象庁から発出された今季サイクロンの季節予報の詳細な内容は、以下リンクから確認願います。
フィジー気象庁:https://www.met.gov.fj/index.php?page=tcoutlook
2 情報収集
気象情報及びサイクロン関連情報を入手するにあたり、有益はウェブサイトの一例は、以下のとおりです。
(1)フィジー気象庁ホームページ:http://www.met.gov.fj/
サイクロンの進路など
(2)フィジー国家災害管理事務局(NDMO)ホームページ:http://www.ndmo.gov.fj/
NDMOのX(エックス)アカウント:https://twitter.com/FijiNDMO
避難勧告などの災害対策、避難所(Evacuation centre)情報
(3)フィジー道路当局(Fiji Roads Authority)ホームページ:http://www.fijiroads.org/
通行止め情報など
3 非常用資材の備蓄
洪水等が発生した場合、数日間にわたり停電、断水等が発生した例があります。10日間分程度の非常用物資を備蓄しておくよう心掛けて下さい。参考までに、非常用物資の一例を紹介します。また、サイクロンの通過後は汚水の流入等による衛生環境の悪化に伴う各種感染症リスクの拡大が懸念されます。うがいや手洗いなどによる感染症予防のほか、防虫スプレーなどによる蚊への対策に十分配慮してください。
・パスポート、保険証券類、カード類、現金
・携帯電話(常に電池残量を確保、充電器を携行すると共に、可能であれば予備バッテリーを用意する。)
・非常用食料(缶詰、クッキー等調理不要なものが有用)
・飲料水
・常備薬
・懐中電灯、ろうそく、マッチライター
・ラジオ
・電池
・衣類、寝具(毛布等)
・食器類、炊飯道具、燃料
4 日本大使館からの安否確認
・サイクロンの被害が大きい場合、日本大使館から皆様へ、安否確認の連絡を行うことがありますので、ご協力をお願いします。停電等の理由により充電が難しい携帯の電源を切られた場合であっても、少なくとも1日に1一度は携帯電話・パソコン等の電源を入れていただき、メール等の着信を確認いただくようお願いします。
・また、ご自身の安否をできるだけ頻繁に近親者に伝えておくことも、緊急時において有用です。
コメント