【ボリビア】エボ・モラレス元大統領支持者による全国各地における抗議活動の状況について(続報1)

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●エボ・モラレス元大統領支持者による道路封鎖を伴う抗議活動がボリビア国内6県で続いています。
●各地で道路封鎖を排除しようとする市民や治安当局とデモ隊の間で衝突が発生しており、ポトシ県リャリャグア市及びコチャバンバ市では警官4名、市民1名が死亡したほか、多数の負傷者が出ています。
●抗議デモ・道路封鎖の影響により、コチャバンバ市とラパス市、サンタクルス市等の主要都市を結ぶ高速バスの運休が続いています。
●外出の際は最新情報の入手に努めるとともに、抗議活動の場所や道路封鎖箇所には近づかないようにしてください。

1 コチャバンバ県、ポトシ県、ラパス県、サンタクルス県、オルロ県、ベニ県の6県ではモラレス元大統領の2025年大統領選挙参加、アルセ大統領の辞任を求める同元大統領支持者による抗議活動が続いています。6月2日からは抗議活動が活発化し、ポトシ県及びコチャバンバ県では道路封鎖を排除しようとする市民・治安当局とデモ隊の衝突により死傷者が出ています。
2 ポトシ県リャリャグア市(オルロ市~スクレ市間の国道6号線上、オルロ市の南東93km)では11日から12日にかけてデモ隊側のライフルによる銃撃、ダイナマイト、投石により警官3名が死亡し、30名以上が負傷する事件が発生しています。また、コチャバンバ県ビント市(コチャバンバ市中心街の西19km)では6日に救急車がデモ隊に襲われて炎上した他、11日から12日には衝突により2名(警官1名、抗議参加市民1名)が死亡しています。
3 コチャバンバ県における抗議デモ・道路封鎖の影響により、コチャバンバ市とラパス市、サンタクルス市等の主要都市を結ぶ高速バスの運休が続いているほか、ガソリン・ディーゼル燃料や一部の食料品の輸送が滞り、市民生活に影響が出ています。
4 ボリビア治安当局は抗議デモの鎮圧・道路封鎖の排除に当たっており、引き続きデモ隊との衝突の発生が予想されます。また、モラレス元大統領支持者による抗議活動は郊外での道路封鎖だけでなく、ラパス市内の大統領府前や日本大使館付近にある最高選挙裁判所前等の政府関係機関前でも行われています。
5 外出の際は最新情報の入手に努めるとともに、抗議団体や警官隊などの多数の人が集まっている場所には近づかないなど、充分な安全対策をしてください。

 
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デモ・抗議活動交通・インフラの影響ボリビア
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