【カンボジア】タイ国境付近における緊張の高まりを受けた注意喚起(第三報)

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●本年5月28日に発生 した軍事衝突によるカンボジア-タイ国境地帯での緊張は現在も沈静化せず、両国陸上国境は全て閉鎖されているほか、国境係争区域にある寺院を訪れた両国民によるトラブルの発生等が報じられています。
●カンボジアータイ国境付近では今後も不測の事態が発生する可能性が否定できないことから、当局の発表や報道などから最新の情報の入手に努め、不用意に国境付近に近づかないようにするなど、十分な安全対策を講じてください。

1 本年5月28日に発生した軍事衝突以降、カンボジア-タイ国境地域では、現在も緊張状態が続いています。
6月23日夕刻のタイ軍による発表以降、カンボジアとタイの陸上国境検問所は、主要国境のポイペト=アランヤプラテート国境も含めて全て閉鎖され、救急医療や学生の教育など人道的例外を除いて、自国民・外国人問わず人や車両の往来が禁じられています。
その後の報道によれば、7月13日に国境地帯のターモアン・トム寺院において、タイ軍兵士と 観光客がカンボジア軍兵士を殴打する事案が発生し、7月15日にも同寺院においてカンボジア人観光客とタイ軍兵士が口論となり両軍が集結するなどの混乱が生じました。また、7月16日には、国境地帯でタイ軍兵士が地雷を踏んだことで重傷を負う事案も発生しています。

2 つきましては、カンボジア-タイ国境付近では、更なる状況の変化や不測の事態の発生も排除されませんので、御自身の行動予定を慎重に検討し、当局の発表や報道などから最新の治安情報を入手いただき、危険な状況が予測される場合は国境付近に不用意に近づかないようにするなど、十分な安全対策を講じてください。特に、ターモアン・トム寺院及びタークロバイ寺院など両国の係争地への訪問は、現時点では見合わせるようにお願いします。