● フィリピン気象庁は、5月24日にミンダナオ地方南スリガオ州の東の海上で発生した低気圧が、熱帯低気圧(フィリピン名:Aghon)に発達したと発表しました。同熱帯低気圧は、概ね西北西または北西方向に移動しながら徐々に勢力を強め、28日までには台風に発達する可能性があります。
● 風雨が強まる見込みですので、熱帯低気圧の進路にあたる地域に滞在している方および訪問を予定している方は、最新の気象情報を入手し、適切な安全対策を講じた上で十分に注意してください。
1 フィリピン気象庁は5月24日、フィリピン・ミンダナオ地方南スリガオ州の東の海上で発生した低気圧が、熱帯低気圧(フィリピン名:Aghon)に発達したと発表しました。当地時間24日午前11時現在、同熱帯低気圧は、24日から25日にかけて西北西または北西方向に移動しながら徐々に勢力を強め、25日の朝には熱帯暴風雨となり東ビサヤ諸島付近に接近または上陸する見込みです。その後北北西方向に移動し、26日にはルソン島東側の海上で北東または北北東方向に進路を変え、勢力をさらに強める見込みであり、28日までには台風に発達する可能性があります。
2 この熱帯低気圧の接近・通過に伴い、洪水・土砂崩れ・高波等による人的・物的被害のほか、航空便を含む各種交通機関の混乱等が生じるおそれもあり、注意が必要です。
3 つきましては、熱帯低気圧の進路にあたる地域に滞在している方および訪問を予定している方は、下記の関連ウェブサイト等を参考に最新の情報の収集に努め、熱帯低気圧による被害が予想される場合には外出を控えるなど、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
また、熱帯低気圧による被害に備え、懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくこと、飲料水・食料を備蓄すること、家族等に緊急の連絡先を知らせること、滞在している地域で避難場所が設けられる場合には、地方行政機関の指示に従って行動してください。
さらに、熱帯低気圧の通過後も、地盤の緩みに伴う土石流など、予測できない複合的な二次災害が発生する可能性もありますので注意してください。
《参考ウェブサイト》
フィリピン気象庁(PAGASA):
日本気象庁(台風情報):
フィリピン国家災害リスク削減管理委員会(NDRRMC):
4 万一災害に巻き込まれた場合は、現地当局が発表する警報・指示等に従って安全確保に努めるとともに、ご自身の安否等の状況について日本の留守家族および最寄りの日本国大使館・総領事館に連絡してください。
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