【ポイント】
〇アメリカ商務省海洋大気庁(NOAA)ホームページに掲載されているデータを利用し、過去100年間に当館管轄国(ガイアナ及びスリナムを除く。)付近を通過したハリケーン及び熱帯暴風雨(Tropical storm)の数及び通過時期についてまとめました。
〇最大風速がハリケーンより小さい熱帯暴風雨であっても、雨による被害をもたらす場合がありますので注意が必要です。
〇カリブ海を含む大西洋海域におけるハリケーン・シーズンは、6月~11月と言われています。データを参考にしていただき、平素から備蓄品の確保や避難場所の確認等を行い、シーズンにお備えくださいますようお願いいたします。
【本文】
〇アメリカ商務省海洋大気庁(NOAA)のデータによると、過去100年間に当館管轄国付近をハリケーン及び熱帯暴風雨が通過した件数は、以下のとおりです。
※トリニダード・トバゴについては半径150キロの範囲、他の国については半径100キロの範囲。ガイアナ、スリナムについては同庁ホームページに記録なし。
ハリケーン 熱帯暴風雨 合計
セントクリストファー・ネース 17 19 36
アンティグア・バーブダ 17 20 37
ドミニ国 9 26 35
セントルア 6 30 36
セントビンセント及びグレナディーン諸島
5 25 30
グレダ 6 15 21
トリニダード・トゴ 4 11 15
〇各ハリケーン及び熱帯暴風雨の経路及び通過時期については、以下の当館ホームページをご覧願います。
〇ハリケーン及び熱帯暴風雨は、最大風速の大きさにより、以下のとおりに分類されます。カテゴリー5が最大。
時速 39~ 73マイル(時速 63~118km) 熱帯暴風雨
時速 74~ 95マイル(時速119~153km) ハリケーン カテゴリー1
時速 96~110マイル(時速154~177km) ハリケーン カテゴリー2
時速111~129マイル(時速178~208km) ハリケーン カテゴリー3
時速130~156マイル(時速209~251km) ハリケーン カテゴリー4
時速157マイル以上 (時速252km以上) ハリケーン カテゴリー5
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