● 今年4月以降、バジェ・デル・カウカ県南部及びカウカ県において、警察や軍の施設に対する爆弾テロ事件が複数回発生しています。
● テロ攻撃の対象は、治安機関に対するものと考えられますが、これらの地域において、必要がない限り不用意に警察や軍の施設、治安機関の車両に近づくことのないようにしてください。また、ご自身がいらっしゃる場所の近くで爆発を見たり音を聞いたら、すぐその場所から離れ、安全な場所に避難してください。
● 今後、これらのテロ行為が邦人を対象とするテロに発展しないとも限りません。日頃から緊張感を持って行動し、不審物を見つけた場合には、踏んだり、触ったりせず、速やかにその場から離れてください。
1 政府がバジェ・デル・カウカ県及びカウカ県を地盤とするFARC分派の武装組織「エスタド・マジョール・セントラル(EMC)」との停戦を中止し、4月以降、同地域において警察や軍の施設への襲撃が相次いでおり、治安関係者や地元住民に死傷者が出ています。
2 4月以降の主な攻撃の発生場所はコリント市、ミランダ市、モラレス市(いずれもカウカ県)、ハムンディ市(バジェ・デル・カウカ県)等、バジェ・デル・カウカ県の南部やカウカ県の北部に集中しています。
3 攻撃の態様については、車爆弾、バイク爆弾、飛しょう弾等を使用して、軍や警察施設を狙う方法が認められます。
また、銀行等の商業施設の警戒のために、一時的に同所に駐車している大型の警察車両「カイ・モビル」が襲撃される事例もありました。
4 今年5月には、パティア市(カウカ県)を通過するパン・アメリカンハイウェイに、爆弾の爆発に伴う穴が生じ、その後、偶然に通過した一般車両が穴にはまり、乗車していた5歳の子供が負傷する事故も発生しています。6月16日にはマルケス副大統領の父親がカウカ県からカリ市に向かう車で走行中に襲撃されました。
5 これらの地域において、必要がない限り不用意に警察や軍の施設、治安機関の車両に近づくことのないようにしてください。ご自身がいらっしゃる場所の近くで爆発を見たり音を聞いたら、すぐその場所から離れ、安全な場所に避難してください。また、今後、これらのテロ行為が邦人を対象とするテロに発展しないとも限りません。日頃から緊張感を持って行動し、不審物を見つけた場合には、踏んだり触ったりせず、速やかにその場から離れ、可能であれば警察官や警備員等にその旨を報告してください。
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