【イラン】デング熱流行に対する注意喚起

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イランは、今までデング熱の感染地域でありませんでしたが、今年に入りイラン北部および南部にて感染者が確認されております。今後感染が拡大していく可能性がありますので、防蚊対策を徹底し、十分にご注意ください。

●イラン保健省によると、イラン北部および南部6つの州(ホルモズガン州、シスタン・バルチスタン州、ブシェール州、ギーラーン州、マーザンダラン州、アルダビール州)にてデング熱を媒介する衛生害虫であるネッタイシマカの生息が確認され、感染者が出ると共に死者も出ています。

●デング熱の症状としては、発熱、頭痛(目の奥の痛み)、関節痛、筋肉痛、腹痛や嘔吐など、風邪のような症状が早期に認められます。初回感染での重症化は多くありませんが、再感染者はデング出血熱という重篤な病態となることがあります。心配な場合は、最寄りの医療機関を早めに受診し、検査を受けてください。

●現在、決定的な治療法がないため、感染しないように「予防」を徹底することが重要です。日中(特に早朝と夕方)の蚊が多いところでの活動を控えることや、長袖・長ズボンなどで肌の露出を少なくすること、虫除けスプレーを使用するなどの対策を講じてください。

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