【ポイント】
●日本の南方海域上で発生した台風14号が勢力を強めながら北西に進んでおり、今後、浙江省付近に接近、上陸するおそれがあります。
●上海市周辺地域では、台風13号の影響により地盤が緩んでいる場所もあり、新たな台風の接近により、倒木や土砂崩れ等が発生するリスクも高まっています。また航空便等の交通機関の混乱も予想されるため、十分な注意と警戒が必要です。
●最新の気象情報を入手し、被害を受ける可能性がある地域に渡航・滞在を予定している方は、適切な安全対策を講じてください。
【本文】
1 気象庁などの発表によれば、日本の南方海域上で発生した台風14号(国際名プラサン)が、今後勢力を強めながら南西諸島方面に移動し、9月19日(木)以降、中国本土(浙江省付近)に接近、上陸するおそれがあります。
2 上海市、浙江省、安徽省、江蘇省の一部などでは、台風13号の影響により地盤が緩んでいる場所もあり、今後、台風14号の接近、上陸に伴い、広い範囲で倒木や土砂崩れ等が発生するリスクも高まっています。また航空便等の交通機関の混乱も予想されるため、十分な注意と警戒が必要です。
3 この台風の影響により被害を受ける可能性がある地域に渡航・滞在を予定している方は、下記の関連ウェブサイトを参考に最新の台風情報や現地の気象情報を収集し、被害が予想される場合は渡航・外出を控える、または日程・移動経路や訪問地を変更するなどして、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
また、既に同地域に滞在中の方は、報道及び関係機関から最新の情報を収集して災害に備え、懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくほか、飲料水・食糧を備蓄し、家族等に緊急の連絡先を知らせ、事前に避難場所を確認するとともに、必要な場合には安全な場所で待避する等の安全対策を講じてください。なお、台風通過後も、地盤の緩みに伴う土砂崩れ、土石流など、予測できない二次災害が発生するおそれもありますので、十分注意してください。
《参考ウェブサイト》 (台風進路予想図等あり)
日本気象庁(台風情報)
中国中央気象台(台風公報)
4 万一災害に巻き込まれた場合は、現地当局が発表する警報や指示に従って安全確保に努めるとともに、ご自身の安否状況について日本の留守家族および総領事館に連絡してください。
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