【チュニジア】狂犬病への注意喚起

 当地では、狂犬病により死亡される方が毎年発生しています。狂犬病は、狂犬病ウイルスによる感染症で、一旦発症するとほぼ100%死亡します。
 最近3年のチュニジアでの狂犬病による死亡者は増加傾向にあり、今年だけで4名の死亡者がでています。
 狂犬病ウイルスに感染したイヌやネコ、コウモリなどのほ乳類の唾液中にはウイルスが存在します。これらの動物に噛まれたり、ひっかかれたり、傷口、目、口などの粘膜をなめられることによりウイルスが人の体内に侵入し感染します。
動物に噛まれる、ひっかかれるなどのけがをしたり、傷口、目、口をなめられた場合は、早急に石けんと水で15分程度傷や周囲をよく洗い、消毒薬があれば使用してください。キズの程度により、狂犬病ワクチン(仏語:Vaccination Antirabique)などの対応が必要となりますので、パスツール研究所や近くの医療機関を受診し、ご相談ください。

チュニスパスツール研究所  Institut Pasteur de Tunis
13, Place Pasteur, B.P.74 1002 Tunis, Belvedere Tunisie
Place Pasteur公園に面した玄関を入り、建物の右側に周り、Service Vaccinationの表示ある入り口で受付をしてください。
動物咬傷後にワクチンが必要と判断された場合の費用は無料です。予約は不要、直接受診できます。パスポート等身分証明書を持参し、ワクチン接種記録などがあれば持参してください。

Prophylaxie antirabique

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