【フィリピン】セブ州犯罪統計(2023年10月~12月)

【ポイント】
●当館管轄区域に関する社会・治安情勢、一般犯罪等に関する情報をお知らせいたします。当地における安全対策をご検討される際の参考としてください。

【本文】
1 社会・治安情勢
新型コロナウイルスが収束し、フィリピン国内の経済活動が回復する中で、日本人を含めた外国人渡航者も増加傾向にあり、犯罪に外国人渡航者が巻き込まれる事例も散見されています。

2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)フィリピン国家警察第7管区によるセブ州の犯罪統計によれば、2023年10月~12月における犯罪発生件数は、以下のとおりです。同年前期(7月~9月)と比べ殺人(含む未遂)以外は増加していることに留意してください。
(2)セブ州においては、日本人がひったくり、スリ、置き引きやその他各種強盗、美人局(つつもたせ)被害に遭う事例が報告されております。また、フィリピンでは、警察の許可・登録を受けた合法的な銃器のほか、登録切れ、未登録の銃器や密造銃なども相当広く出回っているとみられ、銃器を使用した犯罪事例はセブにおいても確認されておりますので、十分ご注意ください。

【セブ州犯罪統計:2023年10月~12月期】
●殺人(含む未遂):64件(前期74件)
(64件中セブ、マンダウエ、ラプラプの3市で40件)
●傷害:119件(前期114件)
(119件中、上記3市で44件)
●強制性交:73件(前期69件)
(73件中、上記3市で20件)
●強盗:80件(前期69件)
(80件中、上記3市で31件)
●窃盗:264件(前期257件)
(264件中、上記3市で158件)

3 テロ・爆弾事件発生状況
邦人を被害者とする事件の発生状況は認められません。

4 誘拐・脅迫事件発生状況
邦人を被害者とする事件の発生状況は認められません。

5 日本企業の安全に関する諸問題
フィリピンにおいては一般的に、企業及び個人に対する恐喝、脅迫、誘拐等が少なくなく、セブにおいても日系企業(社員)や関連企業(現地法人)に対する恐喝や不審電話等が報告されることがあります。進出日系企業関係者は、企業及び社員の安全に関し常時注意してください。

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