5月3日(金)夕方から夜にかけて、マナウス市各地区にて5件の殺人事件が発生しました。皆様方におかれましては、夜間及び早朝の徒歩による外出は極力お控えいただくと共に外出時は、警戒心を持って行動いただきますようよろしくお願いいたします。
1 各事件概要
(1)5月3日(金)夕方、マナウス市セントロ地区エドゥアルド・リベイロ大通り(在マナウス総領事館から南へ約4km)にて、警備員(26歳男性)の惨殺遺体が発見されました。被害者の親族によれば、被害者は同日午前中に誘拐されたとのことです。また、被害者は同地区で強盗事件を起こしており、それが殺害された理由(動機)と推測されると述べました。
【参考:事件発生現場周辺地図 ※Google Maps】
(2)同日夜、マナウス市コロニア・テーハ・ノーヴァ地区ヒオ・ピオリニ・コミュニティ(在マナウス総領事館から北へ約12km)にて28歳男性が射殺されました。治安当局によれば、被害者が飲食店で友人と食事をしていたところ、バイクに乗った犯人が現場に到着し、他の客に店から出て行くよう伝えたうえで、被害者に対し15発以上の銃弾を発砲しました。被害者は現場で死亡が確認されました。
【参考:事件発生現場周辺地図 ※Google Maps】
(3)同日午後7時頃、マナウス市ノーヴァ・シダージ地区アグアイア通りハイオ・ド・ソル・コミュニティ(在マナウス総領事館から北へ約18km)にて、男性が対立する麻薬犯罪組織から15発以上の銃弾を受け殺害されました。治安当局によれば、被害者を含む4名が車で対立する麻薬犯罪組織の(麻薬)密売現場を襲撃するために現場へ向かったところ、対立する麻薬犯罪組織と銃撃戦になり殺害されたとのことです(被害者の仲間3名は現場から脱出)。
【参考:事件発生現場周辺地図 ※Google Maps】
(4)同日夜、マナウス市コンペンサ地区ナタール通り(在マナウス総領事館から西へ約7.9km)にて、32歳男性の遺体(血まみれで、両手が縛られた状態)が車から投げ捨てられました。犯行現場を目撃した住民によれば、車の乗員が遺体を道路に投げ捨て、現場から走り去ったとのことです。
【参考:事件発生現場周辺地図 ※Google Maps】
(5)同日夜、マナウス市タルマン地区カンポス・サーレス・コミュニティ(在マナウス総領事館から北西へ約18km)にて、身元不明の男性が公衆の面前で殺害されました(犯行の動機等、事件詳細は不明です)。
【参考:事件発生現場周辺地図 ※Google Maps】
出典:ア・クリチカ
2 総領事館からのお願い
(1)発砲音が近くで聞こえた場合には
直ちに「伏せる」(立っていると銃撃を受ける面積が大きくなり、被弾するリスクも高まります)。安全を確保しながら退避するチャンスを窺って下さい。
(2)発砲音が遠くで聞こえた場合や動ける場合には
その場から「逃げる」。冷静さを保ち、安全な場所へ退避して下さい。
(3)「逃げる」ことができなかった場合には
「隠れる」。犯人と自身の経路上の障害物など伏せて身の安全の確保に努めて下さい。
(4)強盗等の現場に遭遇した場合には、
「絶対に抵抗しない」、「犯人を見ない」、「犯人の要求どおりにする」(ただし刺激しないようゆっくりした動作で)を心がけて下さい。
(5)夜間及び早朝は、特に各種犯罪が発生する可能性が高いことから、徒歩による外出は極力お控えいただきますようお願いいたします。
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