【ニュージーランド】海外安全対策情報(2024年1月~3月)等について

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【ポイント】
●当館管轄区域における最近の犯罪傾向や事件・事故などを取り纏めた海外安全対策情報(2024年1月~3月)を当館HPに掲載しましたので、お知らせいたします。
●当館では、旅券および各種証明(一部を除く)のオンライン申請及びこれらの手数料のクレジットカードによるオンライン決済の手続きが行えますので、是非ご利用ください。

【本文】
1 当館管轄区域における最近の犯罪傾向や事件・事故などを取り纏めた海外安全対策情報(2024年1月~3月)を当館HPに掲載しましたので、以下のリンクからご覧ください。
(海外安全対策情報(2024年1月~3月))

Access Denied

海外安全対策情報
2024年1月~3月
在オークランド総領事館
1 治安情勢・一般犯罪の傾向
(1)一般治安関係
NZでは、強盗(店舗に自動車で突っ込み強奪する「ラムレイド」を含む)や侵入窃盗(空き巣など)、車上ねらいや繁華街での暴行事件が多く発生しているため、防犯対策には十分な注意が必要です。また、犯罪組織(いわゆるギャング)の抗争もしばしば勃発しており、これらに巻き込まれることのないよう、繁華街等では特に注意してください。また、電話等でお金を騙し取る特殊詐欺が多発していることから、不審な電話等には十分に注意してください。このほか、NZ国内では覚醒剤(メタンフェタミン)等の薬物組織犯罪が社会問題化していますので、留意してください。
(2)オークランドの犯罪傾向
2024 年 1 月~2024 年 3 月のオークランド市の犯罪傾向についてオークランド警察は次の通り発表しています。
注:表の中の Previous と記された件数は、昨年同時期の事件件数です。

(3)最近の犯罪等
詳細はニュージーランド警察 HP をご覧ください。

District news
New Zealand Police

ア オンライン詐欺
➣ ヘラルド紙は、本年 1 月、昨年1月に 100 万 NZD の詐欺事件を起こした犯人逮捕したが、右事件の他、9 名の者から総額 80 万 NZD を詐欺した余罪があることを発表した。マネー・ロンダリング(犯罪によって得た利益を、その出所や真の所有者が分からないようにして、捜査機関等による収益の発券や検挙等を逃れようとする行為)を阻止することが肝要であり、阻止・防止策としては以下について注意すること。
• 送金手続きやそれにかかる個人情報提供を行う際は、慎重に確認すること。不信に思ったら、すぐに手続きを辞めること。
• 銀行側より、ログイン情報や認証コードなどを要求することはなく、それにかかるメールやテキストを送付することもない。また、安全な口座への送金や詐欺事件解決のための資金提供なども依頼することはないため、そのような依頼には注意を払うこと。
• オンライン上でクレジットカード情報を扱うときは、細心の注意を払うこと。
• 一方的に受信したメールやテキスト、電話はなりすましの可能性もあるため注意すること。また、受信した添付データを開く際にも注意すること。
• うまい取引や投資の勧誘には注意すること。また、アカウントを乗っ取られる可能性もあるため、見覚えのないサイトから受信したリンクや見知らぬソフトウェアのダウンロード指示には細心の注意を払うこと。
• 銀行口座情報には、解読しにくい暗証番号やパスワードを使用し、メモ等を残さないこと。
• 詐欺被害に遭ったと思われる場合は、すぐに銀行へ連絡すること。
➣ NZ においてのショートメッセージによるフィッシング詐欺は、2022 年 11 月から横行しているが、2023 年に著しく増加した。著名な機関や会社だと偽って、被害者の銀行口座へアクセスし、1 万~10 万 NZD を盗んだ容疑で 2 名(ともに 10 代)が逮捕された。詐欺被害に遭った場合には、警察(電話:105、メール: 105.police.govt.nz )に通報すること。
イ 違法薬物に関する犯罪
➣ ヘラルド紙は、麻薬の密売について、当国へ初めて覚醒剤(メタンフェタミン)が密輸された 20 年前は、1kg の発見でも大きな摘発であるとされていたが、現在では 100kg 超えに留まらず、500kg や 600kg 超えが押収される事件が多発しており、今後も増えてくることが推測されると発表した。メタンフェタミンは、缶ビールや日除けパラソルのコンクリート製スタンド中、ビスケットのクリーム内に隠されていたりし、誤飲による死亡事故も発生している。メタンフェタミンに限らず、昨年 2 月には過去最大 4 トンのコカインも押収された。
➣ ヘラルド紙は、オークランド港の取り締まりで、ヨーロッパから輸入された小型バス内からメタンフェタミン 67kg と MDMA(メチレンジオキシメタンフェタミン)150kg を押収(約340 万回の使用量)したことを発表した。約 340 万回の使用量であり、末端価格では 2400万 NZD、潜在的な麻薬がらみの損害額は 7400 万 NZD にも及ぶ。
ウ その他の犯罪
➣ 当国でチェーン展開しているスーパーマーケット(ニューワールド、パックアンドセーブ、ギルモア、フォースクエア等)は、6 か月間、北島全域において窃盗の常習犯の再犯防止のために顔認識ソフトを導入すると発表した。入店する人すべての顔がスキャンされ、犯人情報と適合するか確認する。
➣ 3 月 21 日、タウランガ病院は、脅迫電話を受け緊急病棟を除き閉鎖したが、同日中に解除された。容疑者の身柄も既に特定されている。
➣ 3 月 24 日、オークランド市ハイランド・パークのスーパーで、カート 6 台分(被害総額 16,000NZD)以上の食品が盗まれたが、盗んだ食料品を車に積載する間に警察が到着し、容疑者家族全員が逮捕された。
エ 日本人が巻き込まれた案件
➢ 1 月 21 日、夜に自宅最寄り駅付近で、二人組の男に罵声を浴びせられ、5 分ほどつきまとわれた。
➢ 2 月 3 日、バス停のベンチに荷物を置いたまま近くのトイレに行った際に、カバンを盗難にあった。
➢ 2 月 7 日、当地税務局(IRD)を名乗る人物から返金があるとの電話が入り、パスポート画像データ、銀行口座番号等の情報を教えるよう指示された。
➢ 2 月 12 日、自宅へ帰る途中の路上で、いきなり後ろから抱きつかれる事件があった。犯人は、被害者の叫声によりその場から逃げ去った。
2 テロ・爆弾事件発生状況
現在、ニュージーランドのテロ脅威度は低レベル(Low)となっています。
[参考:テロ脅威度評価]

3 日本企業の安全に関する諸問題
特に認知されておりません。

 
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