【ブラジル】ブラジル北東部の治安について

●昨年に比べ、殺人事件、強盗致死傷等の重犯罪がブラジル北東部で増加しています。

●2024年も銃及び刃物を使った殺人・強盗の事件が多く報道されています。またレシフェ市では警察官を装った強盗事件が発生しています。

●治安悪化の状況に留意し、近くで銃声が聞こえた場合には、安全を確保するため、身を低くし付近の自動車や建物の陰に隠れて状況を見つつ、可能な限り早く現場から逃げてください。「伏せる・隠れる・逃げる」が基本です

●対前年比で2023年はブラジル全体の殺人事件(MVI)は減少傾向にありますが、ペルナンブコ州では増加しています。(ペルナンブコ州5.5%増)

●また、人口10万人あたりの被害者数はペルナンブコ州(38.8人)、バイア州(34.3人)、アラゴアス州(36.2人)、セアラ州(33.8人)、パライバ州(25人)、リオグランデ・ド・ノルチ州(28.8人)で非常に高い状態が続いています。参考例:ブラジル全土平均(19.4人)サンパウロ州(6.7人)

●また強盗致死、傷害致死等の指標(CVLI)もブラジル北東部は高い状態が続いています。10万人あたりの犠牲者数:ペルナンブコ州(35.87人)、バイア州(32.31人)、アラゴアス州(32.88人)、セアラ州(31.79人)、

●もし強盗等の被害に遭った場合には安全確保のため、決して抵抗しないでください。犯罪者が凶器(拳銃・ナイフ等)を所持している確率は非常に高く、抵抗や逃走を試みる者には容赦なく攻撃される可能性があります。また、周りに犯罪者の仲間がいることが多く、複数から暴行を受け死傷するケースも多く発生しております。

●ペルナンブコ州レシフェ市では、警察官を装った強盗事件も発生しております。自宅に警察官を名乗る者が訪ねてきた場合は安易にドアを開けず、その訪問目的等疑わしいところがないか確認をして下さい。

●万が一犯罪被害に遭われた場合や、邦人被害を認知した場合は、当館まで連絡をお願いいたします。(緊急の場合でも、24時間緊急電話窓口に電話が繋がります)。

コメント