【ラトビア】夏季における一般犯罪及びテロ等に関する注意喚起

(ポイント)
● 例年、夏の観光シーズンには多くの観光客がラトビアを訪れるため、これらを狙ったスリや置き引き等の盗難被害の発生が懸念されます。
● 森の民芸市や旧市街等、多くの観光客が集まる場所や、リガ駅、中央市場周辺でのスリ、置き引き等には十分注意してください。
● 欧米では、近年、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発しているため、常に注意が必要です。
● 犯罪やテロ事件等の不測の事態に巻き込まれないよう、引き続き、治安や安全対策に関する情報収集に努め、身の回りの安全に一層の注意を払ってください。

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1 例年、夏の観光シーズンには世界中から多くの観光客がラトビアを訪れます。中でも、6月1日と2日に野外民族博物館で開催される森の民芸市には、日本人を含め多くの観光客が集まるため、これらを狙ったスリや置き引き等の盗難被害の発生が懸念されます。

2 また、ラトビアでは、リガ駅や中央市場周辺でのスリ、置き引き等の被害が多く発生しています。当館に寄せられた目撃情報によりますと、スリ犯人グループの1つは、リガ駅付近の地下道を中心にターゲットを物色している女性3人組で、リュックサックを背負った人を見つけては背後から近づき、リュックサックに触れる行為を繰り返し、相手に気づかれた場合は「チャックが開いていた」などとごまかす行為を行っていたとのことです。

3 森の民芸市や旧市街等、観光客が多く集まる場所や、リガ駅、中央市場周辺等の犯罪多発地点においては、「所持品から目を離さない」、「リュックサック等のバッグは体の前側に抱え、人混み等でチャックを開けられないよう注意する」、「財布等の貴重品を手に持って歩かない」など、防犯対策を万全にするとともに、周囲の不審な人物の接近には十分注意してください。

4 また、欧米では、近年、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発しています。これらは組織性が低い単独犯によるテロが多く、事前の取締りが難しいため、今後も継続することが懸念されます。
 特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、警備や監視が手薄で不特定多数の人が多く集まるため、テロの標的となりやすく、常に注意が必要です。

5 犯罪やテロ事件等の不測の事態に巻き込まれないよう、引き続き、治安や安全対策に関する情報収集に努めつつ、身の回りの安全に一層の注意を払ってください。

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