【ポイント】
●米国連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省(DHS)は、6月の「プライド月間」の一環として行われるLGBTQ関連のイベントや会場が外国のテロ組織やその支持者の標的になる可能性があるとして警告を出しました。
●当館管内(中北部カリフォルニア州、ネバタ州)においても、6月中に様々な場所でLGBTQ関連のイベントが予定されています。
●邦人のみなさまにおかれましては最新の情報を入手し、不測の事態に巻き込まれないように十分に注意してください。
【本文】
1. 6月は、アメリカをはじめ世界各地で「プライド月間(Pride Month)」
として、LGBTQの権利について啓発を促す様々なイベントが開催されます。
米国連邦捜査局(FBI)、国土安全保障省(DHS)は、6月の「プライド月間」の一環として行われるLGBTQ関連のイベントや会場が外国のテロ組織やその支持者の標的になる可能性があるとして警告を出しました。
(参考)米国連邦捜査局及び国土安全保障省による注意喚起
https://www.ic3.gov/Media/Y2024/PSA240510
2. 現時点で米国当局は、具体的な場所や何らかの特定の脅威を探知しているのかは明らかにしていませんが、外国テロ組織と支持者は過去に以下のような事件を起こしています。
(1) 2023年6月、オーストリア・ウィーンにおいて、LGBTQを讃える「プライドパレード」への襲撃を計画したとして、イスラム原理主義者3名が逮捕。
(2) 2016年6月、フロリダ州オーランドのナイトクラブで行われたLGBTQ関連イベントにおいて、ISへの忠誠を語っていた犯人が、銃を乱射し、死者49人、負傷者53人に及ぶ銃撃事件が発生。
3. 当館管内(中北部カリフォルニア州、ネバタ州)においてもプライド月間中に様々なイベントが予定されています。
邦人のみなさまにおかれましては、報道やイベント情報等によりご滞在の地域の最新の情報を入手していただき、イベントに参加される場合や期間中にイベント会場周辺に外出の予定のある方は、不測の事態に巻き込まれることがないように、外務省「海外旅行テロ・誘拐対策
https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/counter-terrorism.pdf
を参考にしていただき、御自身の身の安全を確保する行動を心がけてください。
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