ブラジルでの詐欺事件(カード不正利用)

以下のとおり,邦人が被害者となる詐欺事件(カード不正利用)が発生しましたので,ご注意ください。

1 発生日時
2021年1月9日(土)

2 事件概要
被害者が1月9日に、出張のため当地グアルーリョス空港に到着し、第3ターミナル2階にあるATM機でキャッシングしようと自身のクレジットカードを挿入するも、手数料が高額であったため結局キャッシングはしなかった。後日オンライン明細を確認したところ、不正利用が確認されたもの(被害総額約500ドル)。
被害者が日本の銀行に被害報告したところ、行員より「同様の被害が多発していることから、海外の空港に設置されているATM機は使用しないように。」との注意を受けたもの。

3 防犯対策
スキミング手口は、ATM等利用時の情報盗難、店員によるセキュリティコード、暗証番号の情報盗難、インターネット利用時の情報盗難など様々ですが、人通りの少ない場所や空港に設置されたATM機の利用は避ける、カード支払時の操作は自身で行う、暗証番号入力時は隠す、カード裏面のセキュリティコードをマスキングテープで隠すなど、出来る対策を行って下さい。
他方、当地治安当局によれば、最近は支払いで利用する機器にスキミング機能が内蔵されており、いつも通り操作する最中に情報が盗難されるケースが増加傾向にあるとのことです(カンポリンポでも不正機器が販売されていたとの情報があります)。
被害を完全に防ぐことは容易ではありませんが、できる限り情報盗難に遭わないよう細心の注意を払って下さい。また、身に覚えのない支払いを発見した場合には、速やかにカード会社へ連絡することにより、実質的な被害は防げますので、可能な限り利用明細を確認するよう務めてください。

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