●ペルー政府は、一部国道およびその両側500メートル以内の場所に対して治安対策のため発出していた非常事態宣言を延長しました。
●同宣言により、憲法で保障された権利の一部が制限されます。
1 ペルー政府は、一部国道およびその両側500メートル以内の場所に対し、治安対策のため発出していた非常事態宣言を、6月4日(火)から30日間延長しました。
【非常事態宣言発出対象国道】
スール アプリマック-クスコ-アレキパ(Corredor Vial Sur Apurimac-Cusco-Arequipa)
官報(スペイン語のみ):Decreto Supremo No 055-2024-PCM
2 同宣言により、当該地域では同期間中、住居不可侵、通行の自由、集会及び人身の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。また、治安当局が検問等で令状無く所持品の検査や車両内の捜索を行う可能性があります。同地域への渡航・滞在を予定されている方は、外出時は身分証を必ず携行するよう特に注意してください。
3 日本政府は、ペルー国内の各地域に対して危険情報のレベル1(十分注意してください)、危険情報のレベル2(不要不急の渡航は止めてください)レベル3(渡航は止めてください)を発出しています(危険情報)。
ロレト州プトゥマヨ郡、マリスカル・ラモン・カスティーヤ郡に対する非常事態宣言の延長
●ペルー政府は、ロレト州プトゥマヨ郡及びマリスカル・ラモン・カスティーヤ郡に対する非常事態宣言を60日間延長しました。
●同地域では、麻薬・武器の密輸の他、違法鉱山採掘問題等があり、誘拐事件や治安当局への攻撃等が発生しています。同地域には立ち入らないようにしてください。
1 ペルー政府は、ロレト州プトゥマヨ郡(コロンビアとの国境地帯)およびマリスカル・ラモン・カスティーリャ郡(コロンビア及びブラジルとの国境地帯)に対し、治安対策のため発出していた非常事態宣言を、6月12日(水)から8月10日(土)までの60日間延長しました。
【官報(スペイン語のみ):Decreto Supremo No 057-2024-PCM】
2 同宣言により、当該地域では同期間中、住居不可侵、通行の自由、集会及び人身の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。
3 コロンビア及びブラジルと国境を接するロレト州は、麻薬・武器の密輸の他、違法鉱山採掘問題等が発生しています。特にコロンビアと国境を接するプトゥマヨ郡は、コロンビアの麻薬組織による活動及び影響が強く、平素から武装組織による誘拐や治安部隊との銃撃が発生しています。
4 日本国外務省はこれまでもプトゥマヨ郡に対し、「危険情報レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」、マリスカル・ラモン・カスティーヤ郡に対し「危険情報レベル2:不要不急の渡航は止めてください」を発出し、注意喚起を行っています。コロンビアと国境を接する地域は、犯罪組織による麻薬密輸ルートになっており、不用意に同地域に立ち入れば、襲撃、誘拐といった不測の事態に巻き込まれる危険性があります。つきましては、上記情勢に留意の上、同地域への渡航は止めてください。
ラ・リベルタ州パタス郡に対する非常事態宣言の延長
●ペルー政府は、ラ・リベルタ州パタス郡に対する非常事態宣言を30日間延長しました。
●同宣言により、憲法で保障された権利の一部が制限されます。
1 ペルー政府は、ラ・リベルタ州パタス郡に対し、治安対策のため発出していた非常事態宣言を6月13日(木)から7月12日(金)までの30日間延長しました。
【官報(スペイン語のみ):Decreto Supremo No 058-2024-PCM】
2 同宣言により、当該地域では同期間中、住居不可侵、通行の自由、集会及び人身の自由といった憲法で保障された権利の一部が制限されます。また、治安当局が検問等で令状無く所持品の検査や車両内の捜索を行う可能性があります。同地域への渡航・滞在を予定されている方は、外出時は身分証を必ず携行するよう特に注意してください。
ラ・リベルタ州トルヒージョ郡に対する非常事態宣言の延長
●ペルー政府は、ラ・リベルタ州トルヒージョ郡に対する非常事態宣言を30日間延長しました。
●同宣言により、憲法で保障された権利の一部が制限されます。
1 ペルー政府は、ラ・リベルタ州トルヒージョ郡に対し、治安対策のため発出していた非常事態宣言を6月13日(木)から7月12日(金)までの30日間延長しました。
コメント