【ベネズエラ】大統領選挙に伴う注意喚起

◎7月28日(日)、ベネズエラ大統領選挙が実施される予定です。
◎不測の事態に巻き込まれないよう、報道等により最新情報を入手するなどして、自らの安全確保に努めてください。

1 7月28日(日)、ベネズエラでは大統領選挙の実施が予定されており、7月4日から25日は選挙キャンペーン期間となっています。一方で、与野党関係者による集会・行進等の大統領選挙関連の活動は既に全国各地で行われており、多くの熱狂的な支持者が参加する様子も報じられています。

2 ここ数日では、野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏がメリダ州で集会を実施しましたが、同日、カベージョ与党第一副党首が同じくメリダ州で集会を行うなど、与野党関係者が近い場所で集会を開催する事例が続いています。なお、本27日から28日にかけて、マチャド氏はタチラ州サン・クリストバル、ラ・テンディタ、ラ・フリア、コロンシート及びコロンを訪問し集会を行うとのことです。

3 現在のところ、これらの集会は平和的に行われていますが、支持者等による道路封鎖等が行われています。また、今後、野党支持者と政権支持者の対立が激化し衝突が発生したり、集会参加者に対し、コレクティーボ(政府系武装組織)による妨害行為や治安当局による鎮圧行為等が行われる可能性は排除できません。
更に、開票終了後には、結果に不満を持った集団が抗議デモを行う可能性もあります。
ベネズエラでは、過去にデモ隊と治安当局等との衝突によって多数の死傷者が発生しており、今後の情勢は予断を許しませんが、状況によっては治安悪化も懸念されます。

4 ついては、報道等により最新情報の入手に努め、以下のような安全対策を心掛けてください。
(1)平和的な集会であっても状況は急変する可能性があるので、集会等が行われている場所には近づかない。集会等に遭遇した場合、速やかにその場から離れる。
(2)集会場所付近への外出が必要な場合には、交通規制に備え、普段より時間に余裕をもって行動し、周囲の状況に十分注意・警戒する。
(3)選挙当日は、不要不急の外出を控える。外出が必要な場合、不測の事態に巻き込まれないよう、不特定の人が集まる場所は出来るだけ避ける。特に投票所周辺は混雑が予想され、投票者に対する妨害行為などが行われる可能性があることに留意する。
(4)開票後には、結果に不満を持った集団が抗議デモを行い、暴力行為に及ぶ可能性があることに留意する。

5 この他、ベネズエラでは法令により、投票の前後24時間は酒類の販売やレストランでの提供が禁止されていますので、御注意ください。

コメント