【インド】ムンバイでのデング熱に関する注意喚起

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●モンスーン期に入り、ムンバイで邦人のデング熱感染事例が複数確認されています。
●蚊に刺されないよう十分な対策を講じるとともに、デング熱を疑う症状が出た場合には早い段階で医療機関を受診してください。

1 デング熱はネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染し、2-14日(通常3-7日)の潜伏期間後、高熱、倦怠感、頭痛、筋骨格の痛み、腹痛などで発症します。その後発疹、白血球減少、血小板減少が出現し、ほとんどの場合一週間程度で症状改善し、後遺症なく回復するものの、まれに重症のデング出血熱やデングショック症候群と呼ばれる病態となり、死に至ることもあるため注意が必要です。

2 デング熱に有効な予防薬や治療薬はなく、予防接種もインド国内では受けられないため、蚊に刺されないことが最善の予防方法です。以下の点を参考にして蚊に刺されないよう対策を講じるとともに、デング熱を疑う症状が出現した場合には、早期に医療機関を受診するようにしてください。
・外出する際には長袖や長ズボンを着用し、サンダルを避け、靴等を着用するとともに、肌の露出した部分には定期的に虫除けスプレーを塗る。
・室内でも、電気蚊取り器、蚊取り線香、殺虫剤、蚊帳などを使用する。
・蚊の幼虫は水たまりで繁殖するため、タイヤ、バケツ、ペットの餌皿を屋外に放置せず、また、植木の水受けには砂を入れるなどの対策を取る。
・突然の高熱や倦怠感、頭痛、筋骨格の痛み、腹痛などの症状が出現した場合には直ちに医師の診察を受ける。

<参考情報> 
 厚生労働省「デング熱について」
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html

 厚生労働省「デング熱に関するQ&A」
 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever_qa.html

 国立感染症研究所 「デング熱」
 https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/dengue.html

 世界保健機関(WHO) Dengue and Severe Dengue

Dengue and severe dengue
WHO fact sheet dengue and severe dengue provides key facts, definition, provides information on global burden, transmiss...

米国疾病管理予防センター(CDC) About Dengue
 https://www.cdc.gov/dengue/about/index.html

 外務省 世界の医療事情(インド)
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/india.html

 
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