【フランス】犯罪（事件）の発生時における注意喚起

● 昨日18日夕刻、パリ8区のシャンゼリゼ通りに所在する高級ブランド店に刃物を持った男が現れ、通報を受けて駆けつけた警察官を負傷させる事案が発生しました。
● こうした犯罪は、いつでも、どこでも発生する可能性があることを認識し、平素より報道等で事件・事故等に関する最新情報の入手に努め、事件や事故現場に遭遇した場合には、直ちにその場を離れるようにしてください。

1　報道等によると、７月18日夕刻、パリ8区のシャンゼリゼ通りに所在する高級ブランド店に刃物を持った男が現れ、通報を受けて駆けつけた警察官を負傷させる事案が発生しました。７月15日には、パリ東駅（10区）において、警戒中の仏軍兵士が、男にナイフで切りつけられる事案が発生しました。いずれも犯人は警察によりその場で無力化され、二次被害は発生しませんでした。

2　フランスにおける一般治安情勢について、フランス内務省統計によれば、2023年のフランス国内における犯罪件数は約320万件で、ほとんどの犯罪種別において、発生件数は前年より増加しており、特に、殺人、傷害、詐欺等は増加傾向を示しています。
● 在フランス日本国大使館（安全の手引き「フランスにおける犯罪発生状況」）

https://www.fr.emb-japan.go.jp/files/100254832.pdf

● 外務省・海外安全ホームページ（安全対策基礎データ-「犯罪発生状況、防犯対策」）

外務省海外安全ホームページ

海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

3　フランスにおいては、いつでも、どこでも犯罪が発生する可能性があることを認識し、平素より報道等で事件・事故に関する最新情報の入手に努めるともに、万一事件や事故現場に遭遇した場合には、二次被害や不測の事態に巻き込まれることのないよう、直ちにその場を離れるようにしてください。なお、パリにおいては、警察が事案対処を行っている場合、周辺一帯に近づかないよう、パリ警視庁が公式SNS等を通じて注意を呼びかけることがありますので、併せご留意ください。
● パリ警視庁 X（旧Twitter）