【フランス】オリンピック競技開始に伴う注意喚起

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 パリ・オリンピックの開会式(7月26日(金))に先立ち、7月24日(水)から、パリを含むフランス国内の複数の都市で一部競技が開始されます。競技開催中は大勢の人出が見込まれます。不特定多数の人々が集まる場所や施設はテロや犯罪の標的となりやすいため、注意が必要です。以下の安全対策・犯罪被害事例をご参照の上、フランス滞在中は、周囲の状況や手荷物などに十分注意を払うとともに、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れるようご注意ください。

1 群衆発生時における安全対策
 一般的に、多くの人が集まる場所では将棋倒し等の事故が発生するおそれがあるほか、スリやひったくり等の犯罪が増加する傾向があります。十分注意してください。
● スリ等被害防止のため、持ち物(リュックサック、ハンドバッグ等)を前に抱えるようにして持つ。
● 一般的に不特定多数が集まる場所がテロの標的となりやすいことを認識し、周囲の状況に十分注意を払うとともに、できるだけ滞在時間を短くする。不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる。
● 万一爆発、銃撃の音を聞いたら直ちに伏せる。頭部を保護する。頑丈な物の影に隠れる。速やかに低い姿勢で現場を離れる。
● 負傷などの二次被害を防ぐため、周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。

2 一般犯罪対策
 日本人が被害者となる犯罪の手口として最も多いのは、スリ、置き引きなどの窃盗犯罪です。2024年7月においては、在フランス日本国大使館に10件以上の邦人の窃盗被害に係る報告が寄せられています。滞在中は、手荷物などに十分注意を払うとともに、見知らぬ人物が近寄ってきたり話しかけられても、取り合わずにその場を離れる等、犯罪被害の防止にご留意ください。

【参考:過去3か月間に当館に報告された邦人の方の窃盗被害事例】
● 地下鉄利用時、非常に混雑した車両に乗り込む際に押され、所持していたバッグに手が伸びてきて、気がつくとパスポートや現金が入った財布が盗み取られていた。
● 地下鉄の改札を通るときに、突如見知らぬ男性が接近し、自分と同じチケットで入場してきた。男性はすぐにそばを離れていったが、身の回り品を確認したところ、バッグの中からパスポートや貴重品が盗み取られていた。
● 家族で地下鉄の階段を降りていた際、子どもを抱いていたため、肩に掛けていた鞄が背中側に回ってしまった。その間に、鞄の中に入れていた家族全員分のパスポートと現金が盗み取られた。
● 昼間、地下鉄の乗換駅で、5~6人の男に囲まれ、直後に解放された。その時には気づかなかったが、目的地である空港に到着した時、所持していたパスポートを盗み取られていたことに気づいた。
● 昼間、地下鉄に乗車したところ、複数の者が押し寄せ、どさくさ紛れにショルダーバックを奪い取り、犯人は扉が閉まる直前に降車し逃げ去った。
● 宿泊先(共同部屋)の南京錠付きロッカーに、パスポート等が入った鞄を入れて、30分程部屋を空け戻ったところ、施錠は正しく行われていたものの、入れていた鞄が盗み取られていた。
● フランス新幹線(TGV)を利用した際、自分の席を離れたほんの1~2分の間に、座席に置いていた手荷物を盗まれた。
● レンタサイクルを利用中、かごに手荷物を入れたまま暫くその場を離れたところ、戻ってきたら手荷物が無くなっていた。
● 夜間、展望台からエッフェル塔を撮影していた時、所持していたショルダーバックのファスナーが開けられ、パスポートや財布をすり盗られた。
● 夜間、凱旋門の地下道を友人と歩行中、いつの間にかショルダーバックのファスナーが開いており、中に入れていたパスポートと現金が無くなっていた。

【参考】
● 当館ウェブページ「2024年パリ・オリンピック・パラリンピック大会に際して ~皆様の安全な滞在のために~」

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