【セルビア】危険情報【危険レベル解除】

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コソボ東部と接するセルビア南部の国境周辺地域(メドベジャ市、ブヤノバツ市、プレシェボ市)においてはアルバニア系住民とセルビア系住民の対立の沈静化及びセルビアに流入してくる中東からの難民を取り巻く状況の変化を踏まえ、同地域に発出されていた危険レベル1を解除します。これにより、セルビアに対する危険情報は解除されます。

詳細は以下のリンク先をご確認ください。

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

危険レベル・ポイント
●コソボ東部と接するセルビア南部の国境周辺地域(メドベジャ市、ブヤノバツ市、プレシェボ市)
危険レベル解除(引き下げ)

【ポイント】
●コソボ東部と接するセルビア南部の国境周辺地域(メドベジャ市、ブヤノバツ市、プレシェボ市)においてはアルバニア系住民とセルビア系住民の対立の沈静化及びセルビアに流入してくる中東からの難民を取り巻く状況の変化を踏まえ、同地域に発出されていた危険レベル1を解除します。これにより、セルビアに対する危険情報は解除されます。
詳細
1 セルビア南部の中でも、コソボ東部との国境に隣接するメドベジャ市、ブヤノバツ市、プレシェボ市を中心とする地域においては、人口の多くをアルバニア系住民が占め、一部のアルバニア系住民とセルビア系住民との間で、民族間の緊張関係が継続し、プレシェボ市では、2013年2月にアルバニア系兵士のための鎮魂碑の建立をめぐる住民間での対立が発生し、一時治安が不安定になりました。そのため、同地域に危険レベル1を発出していました。
一方、依然としてアルバニア系住民とセルビア系住民の間の融和が十分に進んだとは言えないものの、ここ10年間は両者の間に目立った対立は生じておらず、一般の民間人が巻き込まれるような大規模な事件は確認されていません。

2 2015年以降、セルビアに中東からの難民が大量に流入し、多くの難民がセルビア南部を経由して国内に流入したことから、同地域の危険レベル1を維持していました。しかし、現在はEU諸国に入国できない難民がセルビア国内に滞留しているものの、南部地域を経由して多数の難民が急速且つ非組織的に流入した2015年と異なり、現在は不法越境支援をビジネスにする組織犯罪集団による組織的な難民の移動が主流化しています。そうした集団の活動範囲は、主に一般道から離れた森林の中等、市街地から離れた地域となっています。そのため、一般の民間人及び観光客の生活・行動圏内で難民を原因とする治安悪化の危険性は低下しています。

3 以上の状況から、コソボ東部と接するセルビア南部の国境周辺地域(メドベジャ市、ブヤノバツ市、プレシェボ市)に発出されていた危険レベル1を解除しますが、これらの地域を含むセルビア国内に渡航を予定している方は、以下を心掛けて下さい。

(1)滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、外務省の海外安全ホームページ、在セルビア日本国大使館、現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。

(2)大規模なデモや集会が行われている場所や、騒擾事件や爆発事件が発生中または発生後の場所には決して近づかないでください。ベオグラードでは、旧市街の共和国広場から国会議事堂にかけてデモや集会が行われることが多く、その間は、周辺の交通が大変混雑しますのでご注意ください。

(3)2022年3月以降、ベオグラード市内を中心にセルビア各所において、爆破予告が発生しています。現時点で実際に爆発物が設置された、または当該不審物が爆破したという情報はありませんが、今後の情勢次第では実際に爆発物が設置される可能性もあるため、特に人が集まりやすい駅やショッピングセンター等を利用する際は情報収集に努めるようご注意ください。また、万が一訪問先にてこうした爆破予告に遭遇した際は、警察等の指示に従いつつ、その場所からの退避を最優先とし、現場にとどまり続けるなどの行動を取らぬよう十分ご注意ください。

(4)セルビアではスポーツの人気が高く、特にサッカーやバスケットボール等のスポーツの試合がきっかけとなり、過激なサポーターやフーリガン等による犯罪が試合会場内外で発生し、逮捕者も出ています。試合が行われる週末などを中心に、繁華街や喫茶店などでチームのユニフォームやチームカラーの帽子、マフラー、旗等を身に付けた集団などを見かけた場合には、不用意に近づかないだけでなく、当該集団を刺激するような言動を取らぬようご注意ください。

(5)住民との会話においては、宗教、民族的な話題のほか、滞在地以外のセルビア周辺地域の話題(特にセルビアが国家として承認していないコソボに関する話題)には留意が必要です。

(6)セルビアでは、外国人の出入国、滞在、外貨の持込みに関して一定の手続が必要です。詳細については《安全対策基礎データ》

外務省 海外安全ホームページ
海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。

を参照してください。

(7)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 セルビアに3か月以上滞在する方は、在セルビア日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在セルビア日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

海外へ渡航される皆様へ

4 近隣諸国のコソボ、北マケドニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナには、各々「危険情報」が発出されていますのでご留意ください。

5 これまでに、セルビアにおいて日本人・日本権益を直接の標的としたテロ事件は確認されていませんが、テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ、パキスタン等においてテロによる日本人の被害が確認されています。
近年では、単独犯によるローンウルフ型テロや、一般市民が多く集まるレストラン、ショッピングモール、公共交通機関等のいわゆる「ソフトターゲット」を標的としたテロが世界各地で頻発しており、こうしたテロの発生を未然に防ぐことは困難です。
 テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロに巻き込まれることがないよう、「たびレジ」、海外安全ホームページ、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

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