【ベナン】エムポックスに関する注意喚起

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1 ベナンにおけるエムポックスの状況
(1)現在のところ、ベナン政府から、ベナン国内におけるエムポックスの感染者の有無やベナン入国時の検疫措置に関する発表はありません。
(2)しかし、8月14日にWHOがエムポックスの感染拡大は、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」と宣言したことを踏まえ、ベナン在留邦人やベナン訪問予定の皆様におかれては、報道等によるエムポックスに関連する情報の入手やご自身の体調の変化等に注意していただくようお願いします。感染が疑われる場合には、医師の診察を受けるとともに、当館にもご連絡いただけますようお願いします(ベナン保健省によれば、現時点におけるエムポックス感染疑いがある場合の推奨受診医療機関は、コトヌ市のベナン国立大学病院(CNHU:Centre National Hospitalier Universitaire)です)。
(3)なお、当館は、引き続きエムポックス関連情報の収集に努めて参りますので、エムポックスに関する新たな情報が確認された場合には、改めてお知らせします。

2 エムポックスについて
(1)概要:エムポックスは、エムポックスウイルス感染による急性発疹性疾患で、現在、中央アフリカ地域を中心に発生しています。
(2)症状:症状は、発疹、発熱、筋肉痛、頭痛、咽頭痛、リンパ節の腫れ、肛門直腸痛、その他皮膚粘膜病変であり、発熱後1~3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。潜伏期間は5~21日(通常は6~13日)、致死率は数%~10%と報告されています。
(3)予防法:エムポックスに対しては、以下のような感染予防対策を心がけて下さい。
ア 症状のある人の飛沫・体液等との接触を避ける。
イ エムポックスウイルスを保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類(死体を含む。)との接触を避け、野生の狩猟肉(ブッシュミート)を食べたり扱ったりすることを控える。

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