【フィリピン】台風11号「ヤギ」などの発生に伴う注意喚起

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【ポイント】
●台風11号「ヤギ」がフィリピンの東の海上で発生し、強い勢力でポリロ諸島東の海上を北北西に進んでいます。また、複数の地域で南西モンスーンの影響による大雨が発生しています。
●フィリピン各地で大雨や強風が予想されており、洪水や土砂崩れのリスクが高まっています。
●最新の気象情報を入手し、被害を受ける可能性がある地域に渡航・滞在を予定している方は、適切な安全対策を講じた上で十分に注意してください。

【本文】
1 気象庁などの発表によれば、9月1日夜、フィリピン東の海上で発生した熱帯低気圧が台風11号(国際名:ヤギ)に発達しました(フィリピンでは、熱帯低気圧「エンテング」と呼称)。
 台風はフィリピンのポリロ諸島東の海上を北北西に進んでおり、今後も強さを維持しながら移動する見込みです。この台風により、フィリピン各地では大雨と強風が予想され、特に北カマリネス州、南カマリネス州、アルバイ州、ケソン州などで大雨が見込まれています。さらに、台風は勢力を強め、ルソン島北東部のイサベラ州やカガヤン州に上陸する可能性があります。
 また、フィリピン気象庁によれば、9月2日から4日にかけて、南西モンスーンの影響でフィリピンの複数の地域で激しい雨が予想されており、特に西ミンドロ州、パラワン州北部、サンバレス州、バターン州では大雨が見込まれています。これにより、洪水や地滑りのリスクが高まっているため、住民や関係機関は必要な対策を講じるよう呼びかけています。

2 台風の接近・通過および南西モンスーンの影響により、洪水、土砂崩れ、高波などによる人的・物的被害が発生する可能性があり、また、航空便を含む各種交通機関の混乱が生じるおそれもあるため、十分な注意が必要です。

3 つきましては、この台風などによる被害を受ける可能性がある地域に渡航・滞在を予定している方は、下記の関連ウェブサイトを参考に最新の台風情報や現地の気象情報を収集し、台風などによる被害が予想される場合は、渡航・外出を控える、または日程・移動経路や訪問地を変更するなどして、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
 既に滞在中の方は、台風などによる被害に備え、懐中電灯や携帯用ラジオなどを手元に置き、飲料水・食料を備蓄し、家族などに緊急連絡先を知らせるほか、事前に避難場所を確認し、必要に応じて安全な場所に避難するなどの安全対策を講じてください。また、台風などの通過後も、地盤の緩みに伴う土石流などの予測できない複合的な二次災害が発生する可能性があるため、注意が必要です。

《参考ウェブサイト》
 フィリピン気象庁(PAGASA):

https://www.pagasa.dost.gov.ph/

 日本気象庁(台風情報):

気象庁|統合地図ページ
地図コンテンツページです。気象警報、大雨危険度、台風情報、気象情報、天気予報、季節予報、ひまわり、アメダス、ウィンドプロファイラ、海上警報、潮位観測情報、波浪観測情報、津波、地震情報、推計気象分布、震央分布、噴火警報、降灰予報を表示します。

 フィリピン国家災害リスク削減管理委員会(NDRRMC):

Just a moment...

4 万一、災害に巻き込まれた場合は、現地当局が発表する警報や指示に従って安全確保に努めるとともに、ご自身の安否状況について日本の留守家族および最寄りの日本国大使館・総領事館に連絡してください。

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