ボリビアにおける狂犬病について(注意喚起)

●狂犬病は、ウイルスを持った犬や哺乳動物に咬まれることで感染し、発症するとほぼ100%死に至る危険な病気です。

●ボリビア在留邦人や旅行者が犬に咬まれる事態がたびたび発生しています。ボリビアを訪問・滞在する場合は、事前に狂犬病ワクチンを接種されることをお勧めします。また万が一犬に咬まれた場合も、直ちに医療機関で手当を受け、可能な限り24時間以内に狂犬病ワクチンの接種を受けてください。
●現在、ボリビアの狂犬病ワクチンのうち、外国産のものは入手困難な状況です。狂犬病予防には早期のワクチン接種が有効なため、外国産ワクチンを接種できない場合はボリビア国産ワクチンを接種することもご検討ください。

1.狂犬病は、ウイルスを持った犬や哺乳動物に咬まれることで感染し、発症するとほぼ100%死に至る危険な病気です。
(狂犬病について)
・外務省HP
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C034.html
・厚生労働省HP
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/

2.ボリビアにおいては、在留邦人や邦人旅行者が犬に咬まれる事態がたびたび発生しています。したがって、ボリビアを訪問・滞在する場合は、事前に狂犬病ワクチンを接種されることをお勧めします。また、万が一犬に咬まれた場合は、直ちに医療機関で手当を受け、可能な限り24時間以内に狂犬病ワクチンの接種を受けてください(事前に狂犬病の予防接種を受けている場合でも、犬等の動物に咬まれた場合は治療を目的としたワクチン追加接種が必要となりますので、必ず医療機関で受診してください。)。
さらに、犬だけでなく、哺乳動物全般(コウモリ、猫、リス、うさぎ、ねずみ含)で狂犬病が発生する可能性があります。そのため犬に限らず、あらゆる哺乳動物について、野生のものだけでなく飼育されているものも含め、触ったり近づいたりしないでください。万が一こうした動物に咬まれた場合も、直ちに医療機関で手当を受け、狂犬病ワクチンの接種を受けてください。

3.狂犬病ワクチンは、数日~半月以上をかけて接種する必要があります。ワクチン接種の途中で帰国等の事情でやむなくボリビアを離れる場合は、移動先の医師に事情を説明した上で指示に従って治療を継続してください。
ちなみに、ボリビアにおける狂犬病ワクチンにはボリビア国産と外国産があります。外国産ワクチンはWHOの安全基準を満たすものが輸入され、ボリビア国産のものに比べ、高額であるものの接種回数が少なくて済むというメリットがありますが、現在、外国産ワクチンはボリビア国内では入手困難となっています。犬等に咬まれた場合、狂犬病予防には早期のワクチン接種が有効なため、外国産ワクチンを接種できない場合はボリビア国産ワクチンを接種することもご検討ください。

4.当館にて現在把握している狂犬病ワクチン接種が可能な医療機関を以下でご案内しますので参照してください。
なお、詳細は各医療機関へお尋ねください。
○ラパス市内
・Centro de Salud Integral “Asistencia Publica”(Camacho通り)
https://www.facebook.com/people/Centro-de-Salud-Integral-Asistencia-P%C3%BAblica/100063859830699/
24時間対応
○サンタクルス市内
・Centro de Salud San Carlos(343-5058)
https://maps.app.goo.gl/6ePTs35ZMfxBck9x8
・Centro de Salud San Luis (353-8270)
https://maps.app.goo.gl/JfqFNmuQzQaiCqdJ9
上記医療機関は公共医療センター(posta)で、両者とも土日含め24時間対応。
なお、現在、サンタクルス市内の私立病院(clinica foianini, clinica sirani等)では狂犬病ワクチンは接種不可。
○コチャバンバ市内
・Hospital del Norte
https://www.facebook.com/people/Hospital-DEL-NORTE-Cochabamba/100034733276601/
・Hospital Cochabamba
https://www.facebook.com/people/Hospital-Cochabamba/100069024587710/

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