米国国務省は、サウジアラビアの渡航勧告を「渡航の再検討」（レベル3）から「注意を強化する」（レベル2）に変更しました。これは、現在の治安状況を反映したもので、その他の軽微な修正も含まれています。
サウジアラビアでは、イエメンからのミサイルやドローン攻撃の脅威、またテロの危険があるため、警戒を強化する必要があります。一部の地域ではリスクが高まっているため、渡航勧告を必ずご確認ください。また、ソーシャルメディアの使用や禁止物の持ち込みに関するリスクについても留意する必要があります。
次の地域には、ミサイルやドローン攻撃、テロの脅威があるため渡航を避けてください:
• サウジアラビア・イエメン国境から20マイル以内（ナジュラーン市を含む）
• 東部州のカティーフとその郊外（アワミーヤを含む）
国の概要: 米国大使館および領事館の職員は、上記の渡航制限を守る必要があります。米国政府は、これらの地域において米国市民を支援する能力が限られています。
フーシ派はこれまでサウジアラビアに対してミサイルやドローンによる攻撃を行ってきました。停戦が発表されてから攻撃は稀ですが、最近では紅海の航路を航行する船舶を狙った攻撃が増えています。また、フーシ派はサウジアラビアに対する攻撃を再開する可能性があると脅しています。過去の攻撃では、都市、インフラ、空港、軍事基地、エネルギー施設が標的とされました。また、迎撃されたミサイルやドローンの破片が危険な場合もあります。
テロの脅威は引き続き懸念されています。攻撃は予告なく発生する可能性があり、宗教施設や米国人が多く訪れる場所が標的にされることもあります。近年、ナイフや銃器、車両を用いた簡易的な手段による攻撃が増えています。テロリストは観光地、大規模集会、交通機関のハブ、マーケット、ショッピングモール、政府施設などを狙うことが多く、主要な祝日や軍事作戦への反応として攻撃を行うこともあります。
ソーシャルメディアの活動がサウジアラビア当局によって公序良俗に反する、批判的、または秩序を乱すと判断された場合、逮捕される可能性があります。過去には、ソーシャルメディアでの投稿やコメントが原因で米国市民が逮捕されており、投稿、リポスト、またはサウジアラビアの制度や政策に対する批判的なコメントに「いいね」を押しただけでも処罰の対象となることがあります。
また、サウジアラビアへの違法な持ち込みとして、薬物（マリファナを含む）、薬物関連の器具、アルコール、ギャンブル関連の物品、武器、豚肉などが禁止されています。猥褻または性的な内容を含む物品の持ち込みも禁止されています。違反に対する罰則は米国の基準からすると非常に厳しいです。
さらに、ペルシャ湾やオマーン湾地域における民間航空のリスクについて、米国連邦航空局（FAA）は通知を発行しています。
サウジアラビアへの渡航を決定した場合には、以下の点に注意してください:
• 高リスク地域への渡航に関する情報はウェブサイトで確認してください。
• 大規模な群衆や外国人が多く集まる場所では警戒を保ちましょう。
• 医療避難を含む包括的な医療保険に加入してください。
• 現地の法律や状況を確認し、米国務省のウェブサイトでサウジアラビアに関する最新情報を入手してください。
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