【ポイント】
● 令和6年10月6日夜(現地時間、以下同)、カラチ市のジンナー国際空港付近にて中国人を狙ったテロ事件が発生しました。これにより、中国人を含む3名が死亡し、17名が負傷しました(令和6年10月8日現在)。
● バローチ分離主義勢力のバロチスタン解放軍(BLA)が犯行声明を発出し、本件は中国人エンジニア、投資家を標的に攻撃を実行したものであり、中国がバロチスタンでの事業を継続するなら今後も更なる中国権益を標的にすると警告を発しています。
● 現地での行動については、テロ等の不測の事態に巻き込まれることのないよう、引き続き安全確保に十分注意を払って行動してください。
【本文】
1 令和6年10月6日夜、カラチ市のジンナー国際空港付近にて中国人が乗車した車列を狙ったテロ事件が発生し、中国人2名を含む3名が死亡し、17名が負傷しました。
本件につき、バローチ分離主義勢力のバロチスタン解放軍(BLA)が中国人のエンジニアや投資家を標的に攻撃した旨、中国がバロチスタンでの事業を継続するなら今後も更なる中国権益を標的にする旨の犯行声明を発表しています。
2 このような情勢を踏まえ、現地での行動については、テロ等の不測の事態に巻き込まれることのないよう具体的に以下の点に注意して行動してください。
(1)テロ等の標的となりやすい場所(宗教関連施設、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)等にはできるだけ近づかないようにし、短時間で効率的に用事を済ませるように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。
(2 宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)現地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
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