●10月17日(木)午前7時30分頃、グアナファト州アパセオ・エル・グランデ工業地帯周辺(45号線D)にて、運転中の駐在員が強盗犯から逃走を図った際に後方から発砲され、運転する車両に4発の銃撃を受ける事件が発生しました。
1 事件概要
10月17日(木)7時30分頃、邦人男性1名(企業駐在員)が車両(SUV)を運転し、ケレタロ州方面からレオン市方面へ高速道路を走行中、アパセオ・エル・グランデ工業地帯周辺(45号線D)にて、犯人2名が前方の車両を襲っている現場に遭遇。犯人に襲われていた前方の車両は停止し、バックで逃げようとしていたため、邦人男性の車両もバックで逃げることを試みたが、後方に他の車両がいたため、バックができなかった。その後、ライフルを所持した犯人2名が邦人男性の車両に近づいてきたが、犯人の隙を狙って犯人たちの間をすり抜け逃走した。逃走の際に、後方から犯人たちはライフルで邦人男性の車両に向けて発砲し、車両後部に4発の銃撃を受けたものの、邦人男性に怪我等はなかった。
2 注意事項
治安当局も巡回など行ってはおりますが、依然として類似の場所で車両強盗被害が多く発生している状況です。特に州境を走行される際は十分にご注意下さい。
また、今回の被害は幸い逃れることができましたが、こうした行為は犯人を刺激することから、常に大きな危険が伴いますので、在留邦人の皆様におかれましては、万が一被害に遭われた場合には、命を最優先にする行動を取るようにしてください。
(1) 日中の明るい時間でも強盗被害は発生しております。特に最近は、サラマンカ市からケレタロ州境の45号線Dにおける車両強盗が頻発しており、州を跨いで移動される場合は、路程や時間帯も含めて運行計画を検討して下さい。
(2) 車両強盗の多くは、拳銃を使ったり道路をブロックしたり手荒な犯行がほとんどです。高速道路ですとスピードも出ていますので、逃げようとして大きな事故に繋がる可能性もあります。状況的に逃走が難しい場合は、無理をせず相手の指示に従うようにして下さい。
(3) 強盗に遭った際は、抵抗することなく犯人の要求に応じ、犯人を見つめたり、追いかけたりする等、犯人を刺激するような言動は避けて下さい。(強盗被害に遭遇した際、犯人を刺激することで、生命・身体に危害を加えられるリスクが高まります。一般的に、無抵抗で金品を差し出した場合、そのリスクは低くなると言われていますので、気持ちを落ち着かせて犯人の指示に従ってください。)
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