【インドネシア】交通事故に関する注意喚起

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● 3月中旬、中部ジャワ州の高速道路において、在留邦人が死亡する交通事故が発生しました。事故原因は運転手の居眠り運転であるとのことです。

● 現在はイスラム教徒の断食期間中で、多くの運転手が寝不足や体調不良になりやすい期間です。居眠り運転や感情的な運転により、事故が起きる可能性が非常に高くなります。
● 特に、高速道路での移動の際には、出発前の運転手に対する体調確認等の声掛けを行い、移動中に危険な運転を確認した際には、速やかに停車して休息を取らせる、また、一般道においても無理な追い越し等の危険な運転を行わない等の指導を行い、事故防止に努めてください。また、長距離移動の際には、運転手の負担をなるべく軽減する余裕を持ったスケジュールを計画してください。
● なお、万が一、交通事故に遭われた場合には、後続車両等、周囲の安全な状況を確認したうえで、車外へ避難する等の自身の安全を第一と考えた行動してください。

1.3月中旬、中部ジャワ州の高速道路上において、在留邦人が乗車していた車両が車線から逸脱してガードレールに衝突し、邦人1名の方が亡くなる単独車両事故が発生しました。警察によれば、事故の原因は、運転手の居眠り運転によるとの事です。

2.現在はイスラム教徒の断食期間中となり、多くの運転手が日中の断食や睡眠不足による疲労が蓄積する状況になりやすい時期となります。そのような状況の中、長距離移動や高速道路での移動は、運転手の体調不良、睡眠不足や疲労による居眠り運転、さらには、感情的な運転等が原因による事故が起きる可能性が非常に高くなります。

3.日常的に高速道路を利用した移動が多い場合には、出発前、運転手に対して体調の確認や安全運転に関する声掛けを行っていただき、また、移動中に感情的な運転や居眠り等の疲労による危険な運転を確認した際には、速やかにサービスエリアや安全な路肩に停車するように伝え、休息を取らせる等の事故防止に心掛けてください。また、長期休暇等で長距離を移動する際には、運転手の疲労等の負担を、なるべく軽減する余裕を持った移動スケジュールを計画し、長時間の運転や休息が無い状況とならないよう心掛けてください。

4.また、一般道路を移動する際にも、運転手に対して、無理な追い越しや車線変更等の危険な運転を行わないように指導し、周囲の車両やバイクとの事故防止に努めるように徹底させてください。

5.なお、万が一、交通事故に遭われた場合は、
○ 高速道路上においては、後続車両に巻き込まれないよう、周囲の安全を確認したうえで、車外や路肩等へ避難する等、まずは自身の安全を第一と考えた行動をとり、そのうえで、負傷者の救護措置等や警察、所属する団体や組織等へ連絡を行うこと
○ 一般道路上においては、交通の邪魔にならない場所に移動できる場合には、ショッピングモールやスーパー等の駐車場に移動するよう運転手に指示し、相手方と移動したうえで、自身は車両から出ること無く、運転手に事故対応を任せること。また、負傷者を確認した場合には、運転手に救急車の手配等の救護措置及び警察への連絡を行うよう指示し、そのうえで、所属する団体や組織等へ連絡を行うこと
に心掛けてください。

 
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