● ウルグアイ各地で、蚊が媒介するデング熱の感染者が増加しています。
● 感染予防のため、蚊の発生場所に可能な限り近づかない、出歩く際は肌の露出を極力少なくする、虫除けスプレーなどを使用するといった対策に努めてください。
23日、当地報道によれば、ウルグアイ厚生省(MSP)が22日に発表した感染症に関する発表を引用し、当地においてデング熱感染者が148名確認されており、そのうち国内感染者が57名、輸入感染例が91名と、増加傾向が続いていると報じられています。また、今週の観光週間によって人の往来の増加も見込まれることから、その点に関しても感染拡大の一因となり得るものとの注意喚起もなされています。
報じられた感染症者148名のうち、39名がサルト県におけるものであり、そのうち32名が国内感染者と確定していることから、ウルグアイ国内においては同県が国内感染者の最も多い県とされています(次いで、モンテビデオ県、パイサンドゥ県が共に10名。)。
デング熱は、ネッタイシマカやヒトスジシマカなどに刺されることで感染するウイルス性疾患ですが、特別な治療法が存在しないことから、予防としては極力蚊に刺されないということが特に重要です。また、今後さらに感染例が増えることや、感染者が発生するエリアが拡大することが危惧されることから、当地に居住されている方や旅行者は十分に注意してください。
感染予防対策として、蚊の発生場所に可能な限り近づかないようにするほか、出歩く際は肌の露出を極力少なくするよう努めてください。また、蚊は、水たまりや水がよどんだ場所など、幼虫が孵化できる場所を見つけて卵を産む性質があるため、生活環境の中で蚊の発生原因となり得るバケツ、タイヤ、花瓶などに水が溜まらないように心がけ、虫よけスプレーなどの防虫剤も活用して感染予防に努めてください。
なお、デング熱については、下記の厚生労働省検疫所の情報を参考としてください。
「感染症についての情報:デング熱 Dengue Fever」
また、報道記事の詳細は以下のリンクをご参照ください。
コメント