【フランス】テロ対策行動計画の引き上げについて

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●フランス政府は24日、国内のテロ警戒水準を最高に引き上げました。
●テロはどこでも起こり得ることを十分に認識し、報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。

1 3月22日(現地時間)、ロシア連邦モスクワ州の商業施設で銃撃、その後火災が発生し、ロシア当局によれば、23日時点で133人が死亡しました。「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」は、本事案について犯行声明を発出しました。

2 3月24日(フランス時間)、アタル首相は、X(旧ツイッター)にて、「モスクワでの事案を受け、イスラム国による犯行声明と仏が直面する脅威を踏まえ、国内のテロ対策行動計画を3段階中の2段階目から最高水準である”urgence attentat(テロの切迫)に引き上げる。」旨を発表しました(注:前回「テロの切迫」に引き上げられていたのは、2023年10月〜2024年1月。)。
【参考:フランス国防安全保障事務局HP】

3 フランスでは昨年10月、ノール=パ・ド・カレー県アラス市の高等学校において、元学生の男が教師を刃物で死傷するテロが発生し、同年12月には、パリ市内ビラケム橋周辺において、男が刃物で通行人を殺傷するテロが発生しました。フランス国内においては、今後もテロ事件が発生する危険性が存在すると考える必要があります。

4 テロはどこでも起こり得ることを十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、状況に応じて適切かつ十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。また、テロの被害に遭う確率を減らすため、以下の対策をお願いします。
(1)報道等により最新の関連情報の入手に努める。
(2)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館、公共交通機関等人が多く集まる施設、宗教関連施設、政府関連施設(特に軍、警察、治安関連施設)等。
(3)上記(2)の場所を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(4)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。

 
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