マレーシア当局から熱波警報がたびたび発表されています。マレーシアにお住まいの方、渡航・滞在を予定している方は、こまめな水分補給や帽子の着用など暑さを避ける行動に努めるとともに、必要な場合には、早期に医療機関を受診ください。
1 マレーシア気象局は、マレーシア国内の猛暑情報を定期的に発表しています。同発表によると、今年に入ってすでに複数回に亘りレベル2(熱波:1日の最高気温が37〜40℃の日が3日以上続く)の警告が発せられているほか、各地でレベル1(警戒:1日の最高気温が35〜37℃の日が3日以上続く)の警告が出ています。なお、マレーシア国内各地の猛暑情報は、以下のマレーシア気象局ウェブサイトで確認できます。
2 気象局の発表を踏まえ、マレーシア保健省も熱中症にならないよう注意喚起しています。4月14日まで保健省が行ったモニタリングによると、これまで熱疲労33件、熱射病11件、熱痙攣1件の計45件の症例が報告されており、亡くなった方もお2人いるとのことです。地域別症例数は、ペラ州8件、ケダ州8件、セランゴール州6件、ジョホール州5件、ヌグリ・スンビラン州5件、パハン州5件、サバ州4件、ペルリス州2件、ペナン州1件、クランタン州1件という状況です。
3 マレーシアの気候は常夏で、気温が高く日差しも強いため、マレーシアにお住まいの方、流行国・地域への渡航・滞在を予定している方、また、既に現地に滞在している方は、こまめな水分補給や帽子の着用など暑さを避ける行動に努めてください。体温調整能力が十分に発達していない子どもや感覚機能などが低下しているご高齢の方などについては特に注意が必要です。
4 熱中症が疑われる症状(めまい、湿疹、頭痛、吐き気、倦怠感、意識障害、痙攣など)がある場合、涼しい場所へ退避するとともに水分・塩分を補給してください。症状が回復しない場合などには早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けてください。渡航・滞在先での医療機関情報は、末尾に記載の大使館・総領事館ホームページや、在外公館医務官情報を参考にしてください。
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