【アルゼンチン】邦人被害、WhatsAppアカウント乗っ取り及び金銭詐欺

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●最近、当地において多発していると報じられているWhatsAppアカウント乗っ取り及び金銭詐欺事案において邦人被害が発生しました。邦人の皆さまにおかれましては、くれぐれも暗証番号の類を、正体不明の電話相手等に対して伝えないようご注意ください。

【本文】
下記のとおり、邦人が被害者となる事案が発生したところ、邦人の皆さまにおかれましては同様の手口にはくれぐれもご注意願います。

1 時期
6月3日10時40分頃

2 被害
(1)何者かによる被害者のWhatsAppアカウントの乗っ取り
(2)被害者知人の金銭詐欺被害

3 概要
(1)保健省を名乗る者から被害者にスペイン語で電話があり、「新型コロナウィルスのワクチン接種は完了したか」と質問されたため、2回接種済みである旨応答したところ、「今からSMSで、3回目の接種に必要なPINコードを送信するので読み上げて欲しい」と求められたため、送信されたコードを読み上げたところ、WhatsAppアカウントが使用できなくなった。
(2)その後、間もなく乗っ取られた被害者のWhatsAppアカウントから、スペイン語で被害者の知人多数に「自分の銀行口座が使用できなくなったので、代りに送金して欲しい」「お金を貸して欲しい」等のメッセージが送信され、メッセージを信用して送金した知人が金銭詐欺被害に遭った。

4 防犯対策
(1)本事件案は、WhatsAppの電話番号変更機能を使用したアカウント乗っ取り及び金銭詐欺です。WhatsAppアカウントの電話番号変更は、誰でも他者のアカウントの電話番号変更を試みることができる仕組みになっています。電話番号変更を承認するPINコードは、当然、変更前の電話番号にSMSで通知されます。
(2)本ケースでは犯人は、被害者がWhatsAppで使用していたアカウントの電話番号を事前に把握しており、被害者のアカウントを犯人自身の電話番号に移行させる準備をしていたと見られます。犯人が被害者に架電し、SMSを送信した際に、被害者がWhatsAppの電話番号変更を承認するSMSと気付かず、犯人にPINコードを伝えてしまったことから乗っ取られてしまいした。くれぐれも暗証番号の類を、軽々に正体不明の電話相手等に対して、伝えないようご注意ください。
(3)なお、当該手段によるWhatsAppアカウント乗っ取り及び詐欺事件は、当地で多発していると報道されております。被害に遭った、またはその可能性があると思われる場合は、警察及び下記窓口にご相談ください。
・公共省検察庁サイバー犯罪特別捜査部(UFECI:Unidad Fiscal Especializada en Ciberdelincuencia)
・電話:11-5071-0040

 
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アルゼンチン海外での邦人被害詐欺・恐喝中南米
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