メキシコでのカード詐欺被害及び強盗被害の発生

●2022年3月5日(土)に邦人がATM利用時にカード詐欺被害に遭いました。
●2022年3月10日(木)に邦人が渋滞のため停車中、強盗被害に遭いました。

1 事件概要
(1)3月5日(土)午前9時40分頃、ハリスコ州グアダラハラ市のスーパーマーケット内のATMで現金を引き出し帰ろうとした際に、2人組のメキシコ人に「現金を取り忘れている」と言われ、ATMを振り返ったところ50ペソ札が残っていた。犯人がスペイン語でまくし立てるように「もう一度ATMを操作しなければならない」と言ったため、少額の現金を再度引き出した。1週間後にカードを利用しようとしたところ、カードが使用出来なかったため、不審に思い銀行のオフィスで確認したところ、カードがすり替えられ、残高がゼロになっていた。犯人は、ATMを操作させ、巧妙にカードのすり替え及び暗証番号の確認をしていたものと思われる。
(2)3月10日(木)午前10時頃、ケレタロ市方面に高速道路(45号線)を走行していたところ、セラヤ市を抜けて数キロ先過ぎたあたりで、道路工事の影響により渋滞となっていた。停車中に後ろから来たバイク(2組)が被害者の車両に横付けし、拳銃を突きつけて金品を要求、被害者は指示された通り、財布を渡し、犯人は被害者前方車両へも同様の手口で犯行を重ね、そのまま後方へと走り去った。被害者に怪我などはなく、犯人は紺色のキャップに防弾チョッキを着用しており、一見すると警備員風の服装であった。

2 注意事項
(1)ATMの利用中、または利用直後に近づく(話しかける)人物には注意し、カード及び現金は素早く回収するか、目を離さないようにして下さい。
(2)ATMの操作に慣れない内は1人での利用は控え、どなたか同行して頂ける方と2人以上で操作するよう心がけて下さい。
(3)万が一、強盗に遭遇してしまった場合、急な動作や抵抗するなどして刺激すると、相手の行動がエスカレートする危険性が高く、また、犯人はナイフや銃を隠し持っていたり、その場にいなくても近くで仲間が隠れている事もありますので、十分ご注意下さい。
(4)被害が最小限に済むよう、現金とカード類(その他貴重品)は分けて携行して下さい。また、停車中に窓ガラスを割って、助手席や後部座席に置いてある鞄を窃取する犯行手口もありますので、鞄などは外から見えない場所(助手席の足元など)に置くなどして下さい。

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