アルゼンチンでの銀行カード情報スキミング(窃取)による不正引き出し

在留邦人が保有する銀行口座から、アルゼンチンペソを不正に引き出された事案が発生したことから、当該事案の概要について以下のとおりお知らせします。
在留邦人の皆様方におかれましては、同様の被害に遭われない様にご注意願います。

1 事案の概要
(1)日時
2021年10月18日午前
(2)被害内容
銀行口座内のアルゼンチンペソ
(3)事案の状況
ア 被害者が、普段から利用している銀行ATMから現金を引き出そうとし、うまく引き出しができなかったため、後日インターネット・バンキングで利用履歴を確認したところ、身に覚えのない額のアルゼンチンペソが他行のATMから引き出されていたことが判明した(この取引を不正引き出しと判断した銀行は、カード利用をブロック)。
イ 警察によると、被害者が普段利用する銀行ATMは、ブエノスアイレス市パレルモ地区等に複数あり、このうちのいずれかでカード情報と暗証番号を合わせてスキミング(窃取)された可能性が高いとのこと。

2 防犯対策
(1)ATMのカード投入口や暗証番号入力キーボード周辺等に、カード情報等をスキミング(窃取)するための機器等が取り付けられていないか、入念に確認する。
(2)ATMが複数台設置されている場合は、他のATMとよく見比べて、不審な箇所がないか確認する。
(3)暗証番号入力時には、手元を覗かれたり、撮影されないように、もう一方の手で覆い隠す。
(4)暗証番号を定期的に変更する。
(5)オンライン・バンキング等で使用履歴を頻繁に確認して、身に覚えのない取引を速やかに把握する。
(6)スキミング機器を取り付けたATMの一例(参考)
●セブン銀行ホームページ(日本語)
https://www.sevenbank.co.jp/support/info2013022801.html
●米国連邦捜査局ホームページ(英語)
https://www.fbi.gov/scams-and-safety/common-scams-and-crimes/skimming

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