【トリニダード・トバゴ】ハリケーンにご注意願います(2)

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【ポイント】
 米国ナショナル・ハリケーン・センターは、以下のとおり発表しています。
1 ハリケーンBerylは、月曜日未明にカテゴリー4の非常に危険なハリケーンとなり、ウィンドワード諸島(※)に到達し、破壊的な強風と生命を脅かす高潮をもたらす見込みです。セントルシア、セントビンセント及びグレナディーン諸島、グレナダ、トバゴ島などにハリケーン警報(※)が発令されています。
2 日曜日から月曜日にかけて、ウィンドワード諸島では大雨と局地的な洪水が予想されています。
〇予想進路図(同センターホームページ)

HURRICANE BERYL

※ ウィンドワード諸島: ドミニカ国、セントルシア、セントビンセント及びグレナディーン諸島、グレナダ、トリニダード・トバゴ等
※ ハリケーン警報: 発令された地域内のどこかで平均最大風速が時速119キロ以上となることが予想される際に発令される警報。ハリケーン対策準備のため、熱帯暴風雨が予想される36時間前に発令される。

〇ハリケーン及び熱帯暴風雨は、最大風速の大きさにより、以下のとおりに分類されます。カテゴリー5が最大。
熱帯暴風雨        時速 39~ 73マイル(時速 63~118km) 
ハリケーン カテゴリー1 時速 74~ 95マイル(時速119~153km) 
ハリケーン カテゴリー2 時速 96~110マイル(時速154~177km) 
ハリケーン カテゴリー3 時速111~129マイル(時速178~208km) 
ハリケーン カテゴリー4 時速130~156マイル(時速209~251km) 
ハリケーン カテゴリー5 時速157マイル以上 (時速252km以上) 

【本文】
1 これらの地域への渡航、滞在を予定されている方、また滞在中の方は、以下の関連ウェブサイトを参考に本情報や現地の気象情報の収集に努めると共に、被害が予想される場合には、渡航・外出を控える、または日程・移動経路や訪問地を変更するなど、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
〇米国ナショナル・ハリケーン・センター: 

National Hurricane Center

〇世界気象機関:

Severe Weather Information Centre 3.0

〇ウェザー・チャンネル:

National and Local Weather Radar, Daily Forecast, Hurricane and information from The Weather Channel and weather.com
The Weather Channel and weather.com provide a national and local weather forecast for cities, as well as weather radar, ...

2 滞在中の方は、備蓄品の確保や避難場所の確認等を行い、災害時の対応に備えてください。
【上陸・接近前の備え】
(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。
(2)停電に備え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池等を準備するとともに、飲料水・食料、ガソリン等の必要物資を確保・備蓄する。
(3)避難することも想定し、パスポート、現金、雨具、携行用の水、食料等を準備し、いつでも持ち出せるようにしておく。
(4)強風で飛ばされそうなものは、屋内に移す又は固定する。
(5)避難場所や避難コースを確認しておく。
(6)家族等に緊急連絡方法や避難場所の確認を行う。
(7)沿岸部に居住・滞在の場合は高潮の発生にも注意し、あらかじめ安全な内陸部への避難を検討する。
【上陸・接近以降の対応】
(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。
(2)外出は控え、現地当局から避難勧告や指示がある際には指示に従う。
(3)雨による地盤のゆるみに伴う土砂崩れ等の二次災害に十分注意する。
(4)被害が発生している地域においては、略奪等の治安悪化の可能性にも十分注意する。
(5)被災地では、インフラの破壊(電気や水など)、物資供給不足、交通機関の乱れ、電話等通信網の断絶等が発生しているおそれがあるため、被災地を訪れる場合には、事前に情報収集を行い、訪問の可否を慎重に検討する。

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