ペルー当局は、複数の地域でオロポウチェウイルス感染症の発生を報告しています。9月6日時点で、パンアメリカン保健機関(PAHO)はペルーで930件の症例を報告しており、これは前年からの増加を示しています。オロポウチェウイルスは、感染したヌカカ(小さなハエ)や蚊に刺されることで広がるウイルス性疾患です。症状には、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節のこわばり、吐き気、嘔吐、光に対する過敏症などが含まれ、しばしばデング熱と間違えられます。症状は通常、刺されてから3〜10日後に始まり、3〜6日間続きます。患者の約60%は、初期の病状が回復した後、数日から数週間以内に再発症します。通常、この病気は軽症ですが、オロポウチェウイルスは重度の神経浸潤性疾患を引き起こすことがあります。オロポウチェに対する特定の治療法はありません。詳細については、米国疾病対策センター(CDC)のウェブページおよび旅行警告をご覧ください。
PAHOは2024年9月6日に更新情報を発表し、2024年8月31日時点でペルーで930件のオロポウチェ症例が確認されたとしています。この更新情報では、ロレート県(454件)、マードレ・デ・ディオス県(312件)、ウカヤリ県(148件)、ワヌコ県(12件)、フニン県(2件)、サン・マルティン県(1件)、トゥンベス県(1件)で症例が確認されたとしています。
取るべき行動
• CDCのガイダンスに従い、虫刺されをできるだけ防ぐための対策を講じてください。
• 妊娠中の旅行者は、潜在的なリスクや旅行計画について、医療提供者と相談してください。
• CDCのオロポウチェに関するページを確認してください。
• 感染の疑いがある場合は、医療機関で治療を受けてください。米国大使館は医療従事者を推薦することはできませんが、当館のウェブサイトには現地の医師のリストが掲載されています:
コメント