【ポイント】
○タンザニアでは外国人を狙った窃盗・強盗事件が多発しています。
○マサキ半島内にて警察官を騙った窃盗被害が発生しました。
○特に早朝や夜間の移動時、又、行楽時期に被害件数が増加する傾向にあります。周辺警戒を怠らないよう留意願います。
【本文】
1 事件概要
被害者がCCBRT病院近辺で車両を運転していたところ、警察官のような格好をした2人組が停車を求め、被害者に免許証とパスポートの2点の提示を要求。被害者が鞄から対象物を取り出そうとしたところ、運転席窓から強引に腕を伸ばしてきて鞄を窃取された。犯人の格好特徴として、1人はスーツ風の格好、もう1人は交通警察官のような白い服装であったとのこと。偽警察官もしくは自警団関係者による犯行が疑われます。
2 被害対策
(1)ダルエスサラーム市内においても、昼夜を問わず窃盗・強盗被害が多発しています。外国人というだけで富裕層と思われること、又、外国人は特に何もしていなくとも目立ち標的になり得ることを強く自覚し、自衛に務めて下さい。
(2)窃盗事案は声かけや物を売るそぶりで標的の注意を引き、わずかな隙を狙って貴重品を盗む手口が殆どです。貴重品もしくは貴重品が入っていると見受けられる物を相手から視認できる場所に置かず、又、相手から届かない位置に置いて管理することで予防ができます。この他にも、着衣や身体に結束することも有効な予防手段となります。
(3)タンザニアでは窃盗事件以外にも全国的に詐欺行為やなりすまし行為が横行しています。自身に有利な話を持ちかけられたとしても安易に信用せず、常に相手とは一定の距離をとるように務めてください。
(4)常に周囲を警戒し、異変を感じた場合はすぐにその場を離れ、周囲の人に分かりやすい言葉で助けを求めて下さい。また、相手が銃器や刃物を所持して脅迫してきた場合は、まずは生命の安全を最優先させ、抵抗することなく従って下さい。
