【コロンビア】邦人のタクシー強盗被害の発生について

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●タクシー運転手と強盗犯人が共犯の時もありますので、流しのタクシーは極力利用しないで下さい。
●ナリニョ県のエクアドル国境沿いの地域はレベル3(渡航中止勧告)です。

1 6月、邦人長期旅行者がエクアドルのトゥルカン市から陸路で国境を越えてコロンビアへ入国し、入国審査所周辺に待機していたタクシーに乗車してナリニョ県イピアレス市内に向かっていたところ、強盗被害に遭いました。バイクに乗車した男達がタクシーを突然無理矢理止めて、窓越しに邦人旅行者のリュックサックを強取、タクシーごと付近の廃屋に移動・監禁した上で、更に所持品を強取し、他に隠している物がないか体中をくまなく調べ上げました。タクシー運転手はその犯人と共謀した可能性があります。

2 邦人旅行者は終始無抵抗を貫いたため、幸いにも怪我はなかったものの、現金、電子機器、貴金属等被害総額は約200万円に達し、旅券も奪われ、旅行を継続できなくなりました。

3 ナリニョ県のエクアドルとの国境沿いの地域は、麻薬密売組織、犯罪組織等の活動が活発なためレベル3(渡航中止勧告)に指定されていますので、旅行で立ち入らないで下さい。イピアレス市在住コロンビア人によれば、以前に比べて体感治安は悪化しており、夜間に防犯のため鉄格子で施錠をするホテルもあるとの情報もあります

4 防犯対策として以下をお勧めします。
(1)流しのタクシーは極力利用せず、無線タクシー、ホテルのフロントで呼んでもらうようにする。
(2)タクシーのナンバーはプレートの他に車体側面等にも表示されているので、全て一致するか乗車前に確認する。
(3)強盗に襲われた場合は、抵抗しない、犯人の顔を凝視しない(被害者に顔を覚えられたと思われ殺害される危険が高まる)、安易にポケットに手を入れる等不審な動きをしない(犯人目線だと被害者がけん銃等で抵抗するのではと思われ、危害を加えられる危険がある)。