【エチオピア】エムポックス新規感染者の発生

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【ポイント】
・エチオピア国内にて、エムポックスの新規感染者(14名)が確認されました。
・これまでの他のアフリカ諸国の流行経過から推測すると種類はクレード1bで、性的接触により感染が広まっているものと推察されます。
・WHOからの情報では、初発例はクレード1bであるとのことです。
・日本外務省は、全世界を対象としたエムポックスに係る感染症広域情報を発出の上、注意を喚起しております。
・エムポックスの予防法としては、症状のある者の飛沫・体液等やエムポックスウイルスを有する可能性のある動物との接触を避け、石けんやアルコールベースの消毒剤を使用した手指洗浄を行うことが推奨されています。

【本文】
1 WHOの情報によると、エチオピア国内(以下地域)にて、エムポックス新規感染者(14名)が確認され、感染者数は合計17名となっているとのことです。アフリカCDCによると、確定診断を受けた17名の他、疑惑症例が40件あるとのことです
(1)オロミア州ボレナ県モヤレ町:5件(内3件は初期感染者)
(2)オロミア州東ウェレガ県:1件
(3)首都アディスアベバ:3件
(4)アムハラ州バハルダール特別県:1件
(5)ハラール州:1件
(6)中部エチオピア州:1件
(7)南西州:2件
(8)シダマ州ボリチャ(Boricha)郡:1件
(9)オロミア州ジンマ県オモ・ベヤム(Omo Beyam)郡とオモ・ナダ(Omo Nada)郡:2件

2 初発例はクレード1bであり、感染伝播は主に性的接触によるものと推測されます。また、これまでの発表において発生例がエチオピア国内各地に拡散しているので、各地域とも潜在的な患者が存在すると考えられます。

3 日本外務省は、全世界を対象としたエムポックスに係る感染症広域情報を発出の上、注意を喚起しております。
参考:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2024C032.html

4 感染予防対策
以下のような感染予防対策を心がけ、感染が疑われる場合には、直ちに医師の診察を受けてください。
●症状のある人の飛沫・体液等との接触を避ける。
●エムポックスウイルスを保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類(死体を含む。)との接触を避け、野生の狩猟肉(ブッシュミート)を食べたり扱ったりすることを控える。
●石けんと水、またはアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行う。
●不特定多数との性交渉はリスクがあるものとお考えください。
(参考)
○厚生労働省検疫所

https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/newpage_00033.html

○国立感染症研究所

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/408-monkeypox-intro.html

以上

 
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エチオピア感染症・公衆衛生情報
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