キューバ共和国における邦人をターゲットにした犯罪発生状況について
2022年から2023年にかけて邦人が巻き込まれる窃盗事件等が急増しています。
当館で把握する事件のみで、昨年で4件、今年に入って既に3件の事件が発生しています。背景として、キューバは未曾有の経済危機を迎えていて、一般キューバ人の生活が苦しくなり、治安が悪化していると考えられます。また、金目のものを多く所持している可能性が高いため、外国人がターゲットにされていることも考えられます。
昨年
占有離脱物横領事件(1件)、窃盗未遂(置き引き)事件(1件)、強盗事件(1件)、窃盗(スリ)事件(1件)
本年1月
窃盗(忍込み)事件(1件)、窃盗(宿泊ホテル客室侵入)事件(1件)、窃盗(空き巣)事件(1件)
今年年始に発生の窃盗(忍込み)事件については、民泊施設(いわゆるカサパル)に居住していた邦人家族が就寝中に侵入され、各部屋を物色された際、クローゼット内のコンクリート壁に設置された据え置き金庫ごと取り外して盗まれた他、各部屋で保管していた財布・貴金属・携帯電話機等が盗まれるという被害に遭っています。
民泊施設は安全対策が施されていないものも多いため、治安の悪化に伴い危険視する必要があると思われます。宿泊施設をお選びの際は、安全対策が十分施された比較的規模の大きいホテルを選択されることを推奨致します。
今後、キューバへの旅行をお考えの方は、キューバが他の中南米諸国と比較して安全であるとの思い込みを捨てて、安全対策に十分配慮して下さい。
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