【ブルガリア】郵便局を装うSMSによるフィッシング詐欺に関する注意喚起

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【ポイント】
●最近、郵便局を装ってSMSを送り、カード情報等を盗もうとするフィッシング詐欺が横行しています。
●メールやSMSに記載されたURLのリンク先で、個人情報や支払い情報の入力が求められるなどした場合は、詐欺の疑いがあります。
●万一被害に遭われた場合は、警察に通報するとともに、当館にもご一報いただきますようお願いいたします。

【本文】
○最近、郵便局(ブルガリア・ポスト)を装ってSMS(携帯電話のショートメッセージ)を送り、カード情報等を盗もうとするフィッシング詐欺が横行しています。

○一例として、当地在留邦人から情報提供のあったケースの概要をご紹介します。
・「荷物を配達しましたが、住所情報が不十分であったため、荷物を持ち戻りました。リンクをクリックして情報を確認してください」という内容のSMSが送られてきた。
・リンクをクリックした先では、氏名や住所を入力する仕様となっていたほか、カード情報を入力すれば荷物の受け取るための手数料をオンライン決済できる等と記載されていた。
・荷物の受取り手数料は、郵便局で荷物を受け取るときに実際に発生する手数料と変わらない、数十ストティンキに設定されており、本当に郵便局のウェブサイトであるかのようだった。
・ワンタイムバーチャルカード(オンラインでの支払いに利用できる一回限り有効のカード番号を発行してもらえるサービス)は入力しても受け付けられず、銀行のカード情報を入力したところ、ロード画面から進まなくなった。
・SMSのスクリーンショットを郵便局の問合せ窓口に送ったところ、これは郵便局からのSMSではなく、詐欺であるとの回答を得た。

○フィッシングのための偽サイトは非常に巧妙にできており、普段から十分に気を付けているつもりでも、ちょうど荷物の配達を待っている状態であった場合などには、容易にだまされてしまいかねません。
以下のような点を念頭に置いて、詐欺被害に遭わないよう注意してください。
・オンライン・ショッピング等で荷物を受け取る予定がある場合、荷物の状況や配達予定日等をできるだけ把握しておく。
・SMSの送信元番号を確認し、ブルガリア(+359)ではない場合は詐欺を疑う。
・リンクのURLが公式サイトのURL(郵便局の場合はhttps://www.bgpost.bg/)と異なる場合は詐欺を疑う。
・SMSに記載されたURLではなく、公式サイトに直接アクセスする。
・初めて利用するサービスでの支払いでは、ワンタイムバーチャルカード等を活用するようにし、これが受け付けられない場合は詐欺を疑う。

○郵便局のウェブサイトでは、詐欺メール・SMSの内容例や見分け方等を掲載していますので、参考にしてください。

(郵便局の詐欺対策ページ)

Български пощи

○万一被害に遭われた場合は、警察(内務省組織犯罪対策総局)に通報すると共に、当館にもご一報いただきますようお願いいたします。

(ブルガリア内務省組織犯罪対策総局(GDBOP)ウェブサイト)

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