●シカゴ市内において、建物内に入る際に回転ドア内で体を密着させて邦人の財布を抜き取る手口のスリ被害が報告されました。
●スリ被害は電車(CTA)やレストランなどでも多く発生していることから、日頃からお手回り品について十分に気をつけるとともに、現金やクレジットカードのような貴重品は分散して持つなど、防犯には十分ご注意ください。
1 事案概要(邦人男性からの情報提供)
10月5日夕方、邦人男性がシカゴ市内のデパートに入ろうとした際に、回転ドアが上手く回らず、後ろから男女の二人組に黒いゴミ袋の様なものを背中に押しつけられ「プッシュ、プッシュ」と急かされた。男性はドアを押して何とか店内に入ったが、男女の二人組は店内に入らずにそのまま回転ドアから店外へと出て行ってしまった。その後、肩から下げていたショルダーバッグのチャックが開いており、中から現金、クレジットカードの入った財布がなくなっていることに気がつき、すぐにクレジットカード会社に連絡したものの、既にクレジットカードが不正に利用されていることが判明した。
2 防犯アドバイス
シカゴ市警によりますと、スリ被害は電車(CTA)やレストランでも発生しています。これから年末に掛けて全米各地で各種イベントが予定されており、多くの人出が予想されます中、この様な類似の手口には十分ご注意ください。また、犯行後短時間の内に複数回に亘る高額利用の被害があることから、運悪くスリ被害に遭ってしまった場合には、速やかにクレジットカード会社、警察へ連絡ください。
【スリ被害を防止するための留意点(シカゴ市警からのアドバイス)】
○ ズボンの後ろのポケットには貴重品を入れず、常に空っぽにしておく。
○ 歩行中にヘッドフォンなどで音楽は聴かない。スマートフォンを見ながら歩行することも避ける。常に周囲に注意を払う。
○ 物を売りに来た振りをして貴重品を盗む手口もあるため、貴重品は常に手元で視界に入る場所に置いておく。またレストランなどでテーブルの上に携帯電話などを置きっ放し、出しっ放しにしない。
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