【エジプト】ガザ地区で発生している紛争に乗じた「特殊詐欺」にご注意ください

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昨今、ガザ地区で発生している紛争に乗じた特殊詐欺と思われる事案(概要は以下1のとおりです)について、本邦在住者から複数のご相談に接しております。そうした被害に遭われないよう、以下2について、十分にご注意ください。

1 ご相談により認知した具体的な事例
(1)「国連よりガザに派遣されている日本人医師」(女性)を名乗る人物とSNSを通じて知り合い、同人より、「ガザよりエジプトを経由して日本に帰国したいが渡航費用を有していない」として資金の送金を求められた。(「ガザから日本に荷物を送りたいので受取人になって欲しい」、として荷物送付手数料の名目で資金の送金を求められた事例もあり。)

(2)米国よりガザに派遣されている日系人兵士(女性)を名乗る人物よりSNSを通じて接触があった数日後、医療関係者を名乗る人物から「同兵士が戦渦に巻き込まれ意識不明の重体となりエジプトの病院(提示のあった医療機関自体は実在のもの)に搬送されている、早急な治療が必要な状態」旨の連絡があり、治療費の名目で資金の送金を求められた。

2 上記の何れのケースにおいても、対象者とは実名登録型SNSサービス(Facebook)を通じて連絡越してきている模様です。これらを踏まえ、以下の諸点につきご注意ください。

(1)同SNSサービスをご利用中の皆様におかれましては、自身が掲載した内容が、その悪用を企図する人物も含めた不特定多数に閲覧されている可能性を改めて意識していただき、必要に応じて掲載情報の見直しや、情報公開範囲の限定(閲覧できる方の範囲を友達のみに絞るなど)につきご検討ください

(2)怪しいと思われるメッセージには返信等は行わないように心がけ、仮に返信をしてしまった場合であっても、その後のやりとりは一切行わない(SNSも含め、先方の連絡先は着信拒否/閲覧拒否の設定を行う)といった毅然とした態度で臨んで下さい。安易にやりとりを継続させると、信頼を得るためにあの手この手で説得される恐れがあります。

(3)SNSで知り合った等、一面識もない人物から送金の依頼やクレジットカード情報の提供依頼、ギフトカードのシリアル番号送付の依頼等があった場合には、金額の多寡に関わらず、先ずは詐欺の可能性を疑い、原則として対応しないようにしてください。なお、多くの場合、欺そうとする相手を信用させるために、先方の身分確認書類としてパスポートやIDカードの画像情報を送付越すのが通例の模様ですが、画像は偽造されたものですので、それらには何らの信憑性はありません。

(4)こうした特殊詐欺行為は、ガザ地区における紛争のみならず、他国・地域で発生し広く耳目を集める事件・事故・自然災害や、オリンピックや万博などの国際イベントも題材としてよく用いられておりますので(例:災害被害にて死亡した者の莫大な遺産を相続し欲しい旨、銀行関係者を装った者より持ちかけられる、イベントの入場券等を事前且つ格安で購入できる等と持ちかけられる等)、それらについても併せて十分にご注意ください。

(参照アドレス:警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ)

afetylife/sos47/case/

(参照アドレス:外務省 海外安全情報(特殊詐欺についての注意喚起(被害に遭わないために))

nfo/pcwideareaspecificinfo_2024C049.html

 
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